大阪錦秋文楽公演御礼「ア、アカン、もう限界」
夜の部
「勧進帳」では義経を。
本公演では平成15年以来。
じっと動かずただ只管
耐え忍ぶこの役。

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気品溢れる義経公

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衣裳の彩りも爽やかです

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髪もキューティクルケア万全のさらさらヘアー


しんどい役だ、という
記憶は残っておりましたが、
久し振りに遣ってみると
その辛さは
想像以上。

何べんか
ワ―ッと叫んで
舞台の真中に
走り込みたくなりました
(んなアホな)。

その義経公の
唯一発散できるのが
花道の引っ込み。

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こちらが花道

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文楽の舞台ではまた暫く拝めません


四天王に続いて
歩み出した
花道の七三で
笠を外し富樫の方を
ほんの一瞬
振り向いた
次の刹那
顔を再び笠に隠して
花道を走り込みます。

芸能人は歯が命。
義経の引っ込みは
スピードが命。

あの長い花道、
鳥屋口目指して
毎日全速力。

鈍った足がもつれ掛け
「ア、アカン、もう限界、
た、倒れる」
と思った事も公演中
幾度となくございました、が
お客様に拍手を戴く
あの瞬間が最高の気分。

花道を使わず揚幕に
ほんの三歩で入っては
ここまで耐えに耐えてきた
堅忍不抜の忍耐が
水泡気泡水のアワ。

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我々の目線からはこの様に

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上演中はこんな立て札も


豊松清十郎

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[2016/11/24 20:20] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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