私は、典侍局を勤めます。
お正月に続いて
嶋師匠の
引退御披露となるこの公演。

一部はまず
申年に相応しく
「靱猿」でめでたく開幕。

続く
「川中島合戦」は
近松作の時代物。
題名通り謙信、信玄の争いが
背景になっています。
母越路は三婆と称される
重要な老け役。
直江屋敷は平成8年以来
久々の上演です。

二部は
世話物の名作を。
「鰻谷」は思い違いの悲劇。
無筆の母お妻が娘お半に
言い残した書き置き。
泣きながら父八郎兵衛に
伝える姿が涙を誘います。

そして
引退御披露の狂言は
正月大阪と同じく
「関取千両幟」。
三味線には
寛治師匠、
おとわには
簑助師匠と
国宝が華を添えます。
嶋師匠の語りを
心行くまでご堪能下さい。

三部は
「義経千本桜」から
渡海屋と道行を。

私は、典侍局を勤めます。
幼い安徳帝を支える
局としての位取りの中に
深い悲しみを感じて戴ける様
精一杯勤めます。

私は勿論ですが
勘十郎さんも
知盛は初役です。

最後はお馴染みの
「初音旅」で華やかに
追い出しを。

一年で一番冷え込む
2月の公演。
夜は出にくいという方も
多いかとは思いますが、
今回は
部の開演を早めて
終演は
8時半までに。

今の暖冬が続いてくれる事を
勝手ながら
願っています。

次回東京公演も
宜しく
お願い申し上げます。

豊松清十郎

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[2015/12/13 10:10] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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