文楽錦秋公演・2「姉妹二人の無念の思いが」
10月31日
初日の
錦秋文楽公演、
昼の部はまず
「碁太平記白石噺」。

代官の悪巧みに
巻き込まれて
父は殺され母も病死。

奥州の片田舎
逆井村から身一つで
姉を訪ねてお江戸浅草へ
一人旅立ったおのぶが
姉宮城野と出会い、
男気のある揚屋の主人
惣六の力を借りて
やがて敵を討ち果たす
という仇討物。

奥州訛り丸出しの
純朴なおのぶに
花の吉原で太夫となり
今を時めく全盛の
宮城野。

二人の姉妹の
あざやかな対比も
見どころです。

今回上演の
「田植の段」は
昭和63年以来。

父の非業の死を
目の当たりにした
妹おのぶ。

常に故郷を思いながら
その悲劇を知る由もない
姉宮城野。

この場が掛かる事で
姉妹二人の
無念の思いが
より強く感じて戴ける
事でしょう。

私は4年前の
前回に続いての
宮城野。
あの時のおのぶは
簑助師匠。
舞台の上で様々に
教えて戴きました。

太夫の貫録、
妹への情愛、
父母への思い、
前回の経験を生かし
おのぶ
一輔君と
文字通りに
姉妹力を合わせて
取り組みます。

豊松清十郎

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[2015/08/10 10:01] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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