梅雨の文楽・5「油断して縁先へ」
手摺の幅は30センチほど。
お初が腰掛ける時に
自由が効く様に、
その部分だけ半分位
切り込んであります。

これは
この頃の工夫。
昔はありませんでした。

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この切り込みでグッとやり易くなりました

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勘彌君が出番直前、お初の位置を確認中

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奥にあるのが蓮台
普通はあの様に小道具を置きます


そして
お初の足元も
手摺布を
ピンとは張らず
垂らしただけに。
これで自由度
更にアップ!

7584-150618.jpg
お分かりですか?

徳兵衛が忍ぶ縁の下は
柱を切って人形遣いの
体が入るように。

とは言え
狭いスペース。
徳兵衛遣いは体をこなして
演技を続けます。
ここでは
足も左も無く
一人遣いに。

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このスペースに徳兵衛遣いがすっぽりと

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上手側から
手前にあるのは足隠しの板です


忘れもしません
初日の舞台。
お初が精一杯に身を伸ばし
吊り行燈に灯る火を
煽ぎ消すシーン。

お客様の緊張も
最高潮に達する
この場面で、
油断して縁先へ
出した私の頭に
倒れた屏風が
ごっつんこ。

これではまるで
ドリフのコント(古っ)。
幸い場内に
笑いは起きず。
お客様に
気づかれんで
良かったー。

豊松清十郎

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[2015/06/24 12:42] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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