文楽9月公演ご案内「私が保証致します」
9月公演、
昼の部はまず
「面売り」から。

「扇ひとつの身軽な商売」
と称する大道芸人
おしゃべり案山子の
軽妙な売り声にのって、
面売り娘が
天狗、福助、
ひょっとこ、おかめと
次々に
面を変えながら
街々を売り歩く
舞踊物の一幕。

面が変わるに連れ
曲調も様々に変化し、
最後は案山子も加わって
足の拍子も面白く
賑やかに踊り収めます。

続くは
「鎌倉三代記」。
来年NHK大河ドラマで
一年間放映される
「真田丸」の主人公
真田幸村の機略縦横の
活躍を描いた時代物。

今回はその中でも
二時間を越える
眼目の
「絹川村」一段を
御覧戴きます。

「大阪夏の陣」を
主題に取った
この作品。
時の幕府を憚って
鎌倉時代に設定し
家康を北条時政、
幸村を佐々木高綱と
名前を変える
文楽お馴染みの手法。

箸より重い物を
持った事も無い
お嬢様育ちの
時姫が
前垂れ、襷も甲斐甲斐しく
日傘を差し掛けた
近習達をお伴に
豆腐買いから戻る
冒頭に始まり、
母に一目会いたいと
鎧の中の深傷を隠し
戦場から戻った
三浦之助を、
厳しく撥ねつける
気丈な母親。

虫一匹殺せない
気弱な百姓
藤三郎に身をやつした
主人公高綱が、
逃げ込んだと見せた
井戸の中から
姿形も凛々しげに
颯爽と現れる
終盤まで、
物語は意外な
展開の連続。

二時間をけして
長くは感じぬ事
私が保証致します。

時姫の並はずれた
世間知らずに
呆れながらも
女房おらちが
もろ肌脱いで
米のとぎ方を
伝授ご指南。

敵方の大将
北条時政の
娘時姫と、
京方(豊臣方)の
若武者、
三浦之助との
恋模様。

変幻自在
縦横無尽の
佐々木高綱が
身を表わして
これからの計略を
語りかける
高綱物語りと
見どころ聞きどころ
満載の一幕。

私は初役
時姫に
精一杯挑みます。

豊松清十郎

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[2015/05/25 11:56] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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