2月公演御礼・3「彦六系での演奏でした」
江戸時代から
受け継がれ、
同じ奏法曲節で
語られている
と思われがちな
義太夫節ですが、
複数の座が対抗して
競い合っていた
その昔には
様々な演奏の
ヴァリエーションが生まれ
今も一部にそれが
残っています。

特に顕著なのは
明治の頃に
覇を競った
「文楽座」と
「彦六座」。

楼門の段には
この彦六系と
文楽系
二つの遣り方が
残っています。

比較的地味で
淡々とした
文楽系に比べると
節回しも複雑で
音楽的な
要素の強い
彦六系。

今回はその
彦六系での
演奏でした。

清治師匠の教えの下
たっぷりとした
呂勢君の語り。

こちらはとても
寸法が足らず、
かといってそこを
埋める為に
振り数を増やしては、
錦祥女の
品格が消える。

ゆったりとした
動きの中で、
夢にまで見た
父との再会に
揺れ動く錦祥女の
喜び悲しみを表現するには、
こちらにも相応の
気構えが無いと
叶いません。

楼門の段も
半ばも過ぎると、
織物の広袖や
冠の重さに
体力も奪われ、
精神的にも、肉体的にも
こりゃキツイ。

豊松清十郎

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[2015/03/08 20:00] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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