4月公演御礼・2「残された私達の責任」
住大夫引退の報に
「これは行かんならん」と
久し振りに劇場に
お越し戴いた方々。
マスコミの
再三の報道に
「一遍行ってみようかしら」と
初めて文楽を
御覧戴いたお客様。

そして初日から
楽日まで、
何回も足を運んで下さった
昔から変わらぬ
文楽ファンの皆様。

今回御縁を戴いた
多くのお客様に、
この先引き続いて
お越し戴けるか否かは、
残された私達の責任。

開場4年目の
平成元年4月、
同じ菅原の通しが
上演された時の
菅相丞は
玉男師匠、
桜丸には
簑助師匠、
源蔵に
文雀師匠。
松王文吾、
梅王玉幸、
千代に文昇、
八重には一暢
という配役。

今回の公演で
あの時師匠方が
遣われた役々を
戴く様になったとはいえ、
形ばかりで
中身がそれに
追い付いていない
という事は、
舞台に立つ
銘々が一番強く
感じている所。

飛び切り嬉しい
大入りに、
けして浮かれる
という事無く、
今こそ気を引き締め直して
自分達の足元を
見つめ直す時。

「浄瑠璃ってほんまに
エエもんでっせ」
「何より情を大切に
基本に忠実に
素直にやる、
これしかないんです」
「100点満点は取れません。
こんな難しいモン
死んでからでも
まだ稽古に
行かんなりませんな」

住大夫師匠が
いつも変わらず
口にされていた
この言葉を
しっかりと胸に
重く受け止めて、
大夫、三味線、人形の
三業が一丸となって
精進致します。

皆様本当に
有難う御座いました。
これからも文楽を
どうぞ宜しく
お願い申し上げます。

豊松清十郎

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[2014/05/02 10:14] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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