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第2回中日文楽配役・3「中日文楽ならではの」
続いての
夜の部は
座談会から。

「文楽の魅力を語る」
と題して、
咲大夫、
團七、
勘十郎の三人が
文字通りに文楽の
魅力を語ります。

果たしてどんな
話が飛び出すか。
中身はお聞きに
なってのお楽しみ。
これは聞き逃せません。

そしてお芝居は
信田の狐の物語、
「芦屋道満大内鑑」。

「子別れ」の段は
しばしば上演されますが、
「保名物狂い」は
地方巡業では
まず上演されない場。
中日文楽ならではの
狂言立てです。
ここを御覧戴くと、
子別れの段で
本物の葛の葉姫と
狐葛の葉との関係が
良くお分かり戴ける
事と思います。

終幕は
「蘭菊の乱れ」。
愛しい安倍童子(後の安倍晴明)
を残して、
一人寂しく
信田の森に
帰って行く
狐葛の葉を、
哀れに
また妖しげに
描いた舞踊劇。

初演以来
文雀師匠が
ただ一人遣って
来られましたが、
門弟の和生さんが
平成23年の
代役に続き、
今回本役として
勤めます。

昨年の第一回公演では
大入りも出た
中日文楽。
年末の博多座の様に、
変わらず名古屋の
慣わしとなり、
末永く皆様に
愛される公演となります様、
今年もたくさんの
お越しをお待ち
申し上げます。

豊松清十郎

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テーマ:豊松清十郎 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2014/03/14 16:40] | おしらせ | トラックバック(0) | page top
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