初春公演御礼・続きの一段目(ボディブローの様に)
さて、初春公演の開幕を
華やかに飾ってくれた
「二人禿」。

2518-140128.jpg
これでは「一人禿」ですが

嬉しいごあいさつの
「おまけ」として、
この禿ちゃんの
ヒミツをいくつか
お話し致しましょう。

2525-140128.jpg
可愛らしいその姿

まだ朝もやの
立ち込める
京都の遊郭。
眠い目を
こすりながら
朝の支度に
忙しい禿ふたり。

愛らしく軽やかに
舞い踊るその姿。
一見、
軽そうに見えて
この人形、
実はなかなか
重いのです。

大きな刺繍の
振袖に
裾にはたっぷり
綿の入った
三枚ぶき。

衣裳が重い、
という事も
あります、が
それより何より
一番応えるのが
裾を絡げた
足吊りの形。

2522-140128.jpg
この足を糸足と申します

女形の人形は
足遣いが着物の
フキを持ち
裾をさばいて
遣うのが定番。

腰から下の所
衣裳の重さの
半分は
足遣いが
助けてくれます。

ところが
裾をからげて
足を吊ると、
重みが全て
左の腕に。

誰にも
助けて貰えない・・・
孤独です。

と、まあ言う程
重さに違いは
ない筈ですが、
進むにつれて
この違いが
ボディブローの様に
効いてくるのです。

豊松清十郎

にほんブログ村 演劇ブログ 古典芸能へ 豊松清十郎にご声援を!

テーマ:豊松清十郎 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2014/01/28 21:35] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
トラックバック
トラックバック URL
http://seijuro5th.blog113.fc2.com/tb.php/589-ce790de8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |