11月公演御礼・3「真実は闇の中」
実説の名前
荒木又右衛門を利かしての
「又」の字ですが
これではあまりに
肚が割れる、
と言う事で
「文」の字に。

「文楽の文やろな」
と師匠は答えて
いらっしゃいますが、
ここで新証言。
玉也さんが以前
玉男師匠から直接聞いた時は
「文三はんの時に
文の字に変えた」
と仰ったとの事。

文三師匠と言えば
大正時代
人形遣いの
大立者。
ご自分の名前を
腹掛けに用いても
不思議はないかも知れません。

同じく芸談では
「戦後しばらくは
まだ「又」の字を
使っておったが、
わしが(政右衛門を)遣う
少し前から
「文」に変わった」
とお話しに
なっていますが、
戦後すぐに亡くなった
初代栄三師匠が
遣われた写真を見ると、
腹掛けには「文」の字。

すると戦前から
「文」は使われて
いた様です。

誰がいつ頃
変えたのか?
「文」の字の
意味する所は?
文雀師匠も
特にお聞きには
なっておらず、
今となっては
真実は闇の中。

しかし此れもロマン
と思えば
謎が残るのも
なかなか素敵に
思えます。

豊松清十郎

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[2013/11/28 10:30] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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