何と何と、ゴルフコースのど真ん中に建っているのです。
東京公演が終わると、
相生座公演が待っています。
この相生座、
四国の内子座や金丸座、
熊本の八千代座などと同じく、
一時期廃れかけていた、古い劇場が見直され、
地元の皆さんに支えられて、
今では元気に活動している、
そんな芝居小屋の一つ。

しかしこの座には、
ここにしかない、
大きな特徴があります。
何と何と、
相生座はゴルフコースのど真ん中に建っているのです。
楽屋の裏には、ネットが張ってあって、
当然プレイヤーのボールも飛んできます。

天気が良いので、
お弁当を外で、
なんていう時にも、油断は出来ません。

でも、表に出ると、鳥のさえずりと共に、
緑の芝生の鮮やかさ、心地良さ。
ここの舞台に立たれた、歌舞伎の役者さん(確か勘三郎丈?)が、
「その昔、お客様は芝生に座って見物したので、
芝居という、言葉が生まれた。
これこそ真の芝居です」
とおっしゃったとか。

元来、岐阜県は、地歌舞伎が盛んで、
あちこちに、まだ古い小屋が残っています。
とは言え、今のご時世、伝統を受け継ぐ人の数も、
段々に減ってくるのは、当然の流れ。
一つ、また一つと消えていく、地芝居の灯を、消してなるものかと、
大の芝居好きのオーナーが立ち上がり、
廃座になっていた、二つの小屋を一つにして、
御自分のゴルフ場に移築、
相生座を作り上げました。

ただ、劇場を作っただけではありません。
美濃歌舞伎保存会を立ち上げ、
実際に地歌舞伎の公演を、毎年開催されています。

ここの座の役者さん達は、
ここ日吉カントリー倶楽部の、
従業員さん方、
というのも面白い所。
芝居に参加しないと、解雇!
なんてことになるのでしょうか?
まさかねぇ。

豊松清十郎

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テーマ:文楽 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2010/05/26 22:10] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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