九月公演御礼・3「これぞ文楽という」
この「伊賀越」、
嘆きの中に
笑いの部分が
上手い具合に
散りばめられて
緊張と緩和の
バランスが絶妙。

「政右衛門屋敷」で
饅頭をせがむ
おのちの可愛らしさ。
「北国屋」で
按摩に身をやつした
池添孫八が
様子を探る
林左衛門を
あの手この手で
邪魔立てする
可笑しみ。

名場面「沼津」でも
また「岡崎」でも、
グッと続いた緊張が
フッとほどける
そんな場を
挟む事で、
後の悲しみが
より一層深く
感じられる。

悲しみ八分に
笑い二分。
この辺りはあの名作
「あまちゃん」にも
通じる所がありそうです。
(まあ、あまちゃんの場合は
緊張と緩和の割合が反対ですが)

大阪で上演の
「鶴が岡」では
何と志津馬が
恋人瀬川(お米)の
膝枕で寝入った所で
幕になるという、
大序にすると
驚きの展開
(ネタばれです)。

派手さは無くても
これぞ文楽という
「伊賀越道中双六」。
私も大好きな
演目です。

文楽の醍醐味、
「伊賀越」の通し公演。
見逃したという方も
そうでない方も
11月の
大阪公演で
お待ちしております。

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お待ちしてます

豊松清十郎

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[2013/10/02 11:10] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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