夏休み公演御礼(5・立っているのが)
今回の様に
杉酒屋が出ると
裲襠を着て
登場しますので
ご披露の場がありますが、
道行、姫戻りでは
両肩を脱ぐ為
ほとんどお客様の
目には触れず。

千本桜道行の
静もそうですが、
このドスっとした
織物が腰に溜まって
重い重い。

静と違って
こちらは
振り袖。
足遣いには
邪魔にもなります。

道行で三人揃って
手踊りの場面、
僅かな時間ですが
立っているのが
辛い辛い。

「牡丹は奥方よ」で
左手をかざし
ぐるっと回る所など
客席から見えない
のを良い事に
歯を喰いしばって
おりました。

「桐は御主殿、姫百合は」
でようやく座って
三人が手を打つと、
心の中では
ニッコリ笑顔。
いやいや実際に
舞台の上でも
顔が綻んでいた、
かも知れません。

橘姫も道中どこかで
この裲襠
脱ぎ捨ててくれたら
良い物を。
どうせ
殆ど見えては
いないのにねぇ。

でも考えると
この重みのお蔭で、
活発ではなく
あくまで優雅な
橘姫らしい振る舞いが
自然と出来る、
のかも知れません。
きっときっと
そうなのでしょう。

何にしてもこの重さも
前回よりは随分と
持ち堪える事が
出来ました。
これもこれまで何回も
橘姫を遣わせて戴いた
そのお蔭。

僅かずつでも
積み上げて
来る事が出来た
この幸せに
感謝しています。

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ありがとうございました

豊松清十郎

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[2013/08/15 09:30] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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