夏休み公演御礼(3・今回はその集大成)
この夏休み公演
私の出番は
「妹背山」の橘姫。

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橘姫御影

自分の柄にも
似合っているのか
何度も遣わせて
戴きましたが、
今回はその集大成。

自分なりに納得のいく
決定版にするのだ、と
勢い込んで臨みました、
が、その結果は・・・
思い描いていた
物には程遠く、
首尾良く笑顔で
千秋楽とは参らず。
いやはや私は
時間が掛かります
(自分で言うなぁ!)。

数を重ねりゃ
それで良し
という物では
ありません。
とは言いながら、
いつも自分の
遣いの事だけで
精一杯の私ですが、
今回少しは
周りの人形も
目に入れながら
勤められた様な
気がします。

杉酒屋、道行では
お三輪との
可愛らしい
恋のさや当て。
今までは
ただ三人の動きを
合わせる事にしか
心を配れなかったのが、
その中で
いかに
お姫様として
お三輪との対比を
見て戴くか。

くっきりキリリとした
お三輪に対して
おっとりおおどかな
橘姫の振る舞い。
たとえ手踊りの
リズミカルな
振り事でも、
遠くに響く鐘の音に
館へ戻らねば
ならぬ事を知り
急いで立ち去る
その姿にも、
ほんの僅かな
足取りの変化で
姫らしさを出す。

求馬、お三輪に
どう絡んでいけば
舞台をより面白く
御覧戴けるか。
出るまでは
思っていても、
舞台が始まれば
目先にとらわれ
あたふたドギマギ。

そんな私が今回は
そこを忘れず
楽日まで。

大切な本番の
舞台で、というのが
小さな、しかし
私にとっては
大きな収穫でした。

しかしまあ
考えてみれば
こんな事は
初歩の初歩。
ごくごく月並み
当たり前の事を
今更ながら
喜んでいる
私って・・・
平凡な、と
呼ばれるまでも
まだまだ時間が
掛かりそうです(ハァー)。

豊松清十郎

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[2013/08/12 09:30] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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