浪布の陰にこの人たちあり・2「全身全霊精力を傾けて」
今回は下手(しもて)担当2名
上手(かみて)担当2名の計4名。
(文楽劇場では
上手組、下手組の
二組に分かれております。
別に大道具の取り回しが
うまい、へたという訳では
御座いませんので
悪しからず)

ここで使う布を
浪布と申しまして、
歌舞伎などでも用います。

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こちらが波布

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小舟越しに


日高川の幕が開き
20分ほど、
清姫が意を決して
川に飛び込む
その少し前に
上手、下手より
(御存じとは思いますが
客席から御覧戴いて
右が上手、左が下手
となっております)
4名の道具さんが
手摺りの陰に隠れ
船底にしずしずと入場。

波幕を被って
その時を待ちます。
清姫が飛び入ると
下手二名が立ち上がり
波頭を表現しながら
小幕にはける
人形遣いを隠します。

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その時を待つ浪布隊

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浪布かぶって寝ている訳ではありません


船頭の漕ぐ小舟が
上手に消え、
土手も姿を隠すと
いよいよ満を持した
波幕隊の出番。

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この迫力!

浪布を被り
お客様に背を向けて
アラーの神への
礼拝のごとく、
またある時は
チベット巡礼の
五体投地の様に
身を激しく屈め
全身全霊
精力を傾けて
激しい波を表現。

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お客様にはこの様に

必死の動きの中にも
清姫の人形が
あまり波から浮かない様に、
そして隣の担当と
互い違いに
立ち上がらないと
波に見えません。

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周りの動きも確認しながら

豊松清十郎

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[2013/06/20 09:18] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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