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連獅子には、一人では味わえない達成感が待っています。
爽やかな五月晴れの中、初日を迎えた五月公演も、
あっという間に、半ばに差し掛かりました。
「えっ、もう、そろそろ半分か!」
というのが実感ですが、
つまりはここまで、時の経つのも忘れて、
舞台に没頭できていたという事。
とっても幸せな事、有り難い事です。

と書くと、順風満帆のようですが、
いつもながらの、悪戦苦闘の日々に、
少しも変わりは御座いません。

雄獅子の役、二回目という事で、
前より楽になるのでは、
と皮算用しておりましたが、なんのなんの、
重たいです・・・
毎日、
「これで毛振りまでもつだろうか‥」
「後半、出て来なかったら、お客様びっくりだろうな」
などと思いつつ、務めております。
その辺の心の葛藤を、
顔には出さず、
涼しい顔で、
と言い聞かせてはいますが、
必死の形相に、なっている事と思います。

連獅子かしら
↑連獅子ファミリーです

連獅子かしらアップ
↑さすがに親子。子獅子と雌獅子、良く似ています。区別が・・・

この連獅子で、一番苦心するのは、
三人の絡みです。
普通は踊り物の構成と云うと、
登場してまず一緒に踊り、
続いてA、それからBと、
それぞれが一人ずつ、良いところを見せて、
最後にまた、仲良く連れ舞いで幕、
というのが大体の流れ。
今回の団子売も、そうなっていますね。
これが、妹背の道行のように、登場人物が三人になっても、
基本的には、変わりません。

雄獅子
↑雄獅子です。

ところが、今回の連獅子は、
三人が最後まで、複雑に絡み合い、
「はい、ここからここまで、あなたはお休み、横で見ていてね。」
というような所が、ほとんどありません。
一人踊りなら、少々振りが遅れても、
それは自分の責任。
途中で流れに戻すのも、比較的楽な事。

しかし、連獅子で一人が遅れると、
他の二人も遅れて、大迷惑。
自分だけの事、では済まされません。

ただ振り事だけでなく、居所も三人で、
複雑に変わります。
ある文句の時に、
一人がA地点にいてくれないと、
他の二人は、右往左往。
遣いながら、二人の動きを追うのに、
目が三つも四つも、欲しい位です。

勿論それだけ、振付が素晴らしく、
良く考えられている、という事でもありますが、
務める方は、気を抜く所がありません。
ましてや、子獅子の清三郎君は、初役。
遣いと共に、合わせる事の気疲れ、大変だと思います。

扇
↑扇はカラフルな揚羽蝶。素敵でしょう。

今回のトリオも、ようやくここ何日か、
息が合いだしまして、ホッとしたのも束の間、
後半はお母さん(雌獅子)が、これも初役の、
勘彌君に替わります。
彼は今、二郎(簑二郎)さんの左を遣っていて、
毎日、息を計って、準備は怠りないのですが、
首を持てば、また別物。

後半は、また仕切り直し、
緊張の緩む事が無いのは、良い事・・・
なのでしょう・・・

三人がお互いを考えて、励まないといけない難しさ、
でもきっとその分、
一人では味わえない、
達成感が待っている筈。
そんな喜びを期待して、今日も舞台に向かいます。

牡丹
↑牡丹の花が咲き乱れています。

ほんの近況の積りが、
結局また長くなってしまいました。
久松や、今回のトリビアは、又改めて。

豊松清十郎

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テーマ:豊松清十郎 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2010/05/14 18:10] | なまけず一所懸命 | トラックバック(0) | page top
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