もう中日です・3(思わずほへーっ)
しかしこんな時、
有難いのが
先輩、師匠方。

五十をとうに過ぎた
私などには
普通何も言っては
貰えません。
しかしあまりのひどさに
打ちしおれる私を
不憫に思ってか次々に
噛んで含める様に
アドバイスを下さいます。

こんな年になっても
「あいつはあかん」
とあきらめず、
こうして教えて戴けるのは、
やっぱり私の
人徳のなせる業かな、
と。(アホか!)

それは兎も角
これまでは
体裁だけでも
整えようと、
あちらを繕い
こちらを隠し
その場凌ぎでやってきた私。

人間幾つに
なろうとも
やり直せない
事はない。
心を定めて初日から
「基本」という物を
まず第一に、
無心で取り組んで
みるとあら不思議。

僅かずつとは
言いながら、
人形が軽く
感じられる。
自分の姿勢も
人形の形も
整うにつれて
周りを見回す
余裕も生まれる。
今日はあそこを、
明日はここをと
課題を持って
取り組める毎日。

思えば
師匠、兄さん方は
遥か分からぬ昔から
この土台に立って
作り上げた今の芸。
それを思うと
今の私、
思わずほへーっと
気の抜けた
ため息吐息が
漏れますが、
人間幾つになろうとも
やり直せない事はない。

過ちては改むるに
憚ること勿れ。
人生意気に感ず、
覆水盆に返らず
(あ、こりゃ違った)。

こんな私を
何とかしてやろうと
戴いた温かな
お言葉を胸に、
二十年、三十年、
五十年後の(おいおい)
完成を目指して
ぼちぼちと
歩き続けます。

勿論人形の軽さには
長丁場を身じろぎもせず
しっかりと支えてくれる
簑紫郎、勘次郎
二人の力も
これまた大。
足の勘次郎君は
後半から
勘介君と交代。
ん・・・ちょっと不安・・・
勘すけぇ、頼むでぇ。

豊松清十郎

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[2013/05/19 19:45] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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