四月公演御礼「精一杯良い物を」(GW大型連載・6)
さて肝心のこだわり、
その1が
着物の色柄。

1442-130503.jpg
扇形に並べてみました

この着物元々は
衣裳部の所有。
このお芝居が出ると
小道具係が
借り出すのですが、
以前は相当にアバウトで
あまり目立つ
訳でもなしと
生地は擦り切れ
色は焼け放題の
とても質種には
使えそうもない
代物ばかりでした。

1448-130503.jpg
お末のモミと勘太郎の袖なし、
鮮やかな色目です


色柄のチョイスも
また適当。
たとえば二枚目の
京縮緬の白茶裏。
なぜか裏生地の方の
白茶の着物が
選ばれていました。
五枚目も郡内縞の筈が
浅黄の襦袢だったり。

丸に蔦の葉の紋も
怪しい物。
わざわざ小道具の為に
紋を張り替えるなどという事は
していませんでした。

1447-130503.jpg
蔦の葉紋に間違いありません

それらが全て一新。
一瞬といえども
けして手を抜かず
本物志向に。
この変化を
一番感じるのは
やはり我々人形遣い。

裏方さんの頑張りに
こちらも負けじと
頑張らねばと
グッとテンションが
盛り上がり、
芝居にも更に
入り込んでいけます。

勿論「鳶八丈」で
あるべき所を
「黄八丈」で
間に合わせているように
完璧にはいきません。

人形の衣装なら
その為に染めますが、
御予算もございまして
小道具ではそこまでは。
あくまでも
今有る物、
有り物の中から
精一杯良い物をと
探してくれました。

1473-130503.jpg
舞台ではこんな風に
みかん箱に入っています


豊松清十郎

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[2013/05/08 21:00] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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