四月公演御礼「絵に描いた箪笥」(GW大型連載・3)
さて振り返ってみれば
このブログで
四月の舞台の事を
御紹介したのは
勘介ネズミだけ。
これだけでは
申し訳ない。
何かもっと
お伝えしなければ。
何か、といっても
一体何が良かろうか。

こんな時使えるのが
もう皆様よぉく御存じの
「文楽これを教えて!
ランキング」<清十郎調べ>
(微妙に姿が変わっておりますが)

勘介鼠に惜しくも及ばず
次点となった
トピックは・・・

「紙屋内の段で
おさんが着物を
取り出す
あの箪笥。
一体どんな
仕掛けになって
いるのですか?」

なるほど、なるほど。
驚かれたのも
ごもっとも。

1488-130502.jpg
これが噂のタンス

1487-130502.jpg
仕掛けが分っかるかなぁ?

文楽の舞台の
大道具と言えば、
作りものではなく
まずほとんどが
描いただけ。

1486-130502.jpg
因みにこちらが2Dバージョン

1485-130502.jpg
絵に描いた箪笥、です

「俊寛」の岩山や
「八陣」の御座船のような
立体的な道具は、ほんの僅か。
つまりは3Dではなく
2Dの世界です。

これは別に
手を抜いているという訳でも
予算の都合で
致し方なくという訳でもなく、
これこそが古典の
文楽の世界。
だからこその
絵に描いた箪笥
なのです。

まして今回紙屋内は
どこから見ても
ごく当たり前、
どなたも見慣れた
町家の屋台。

お客様も
ごくごく普通に
「ああ、あの箪笥も絵に
描いてあるのね」
と思ったその刹那
おさんがいきなり
箪笥の引き出しを
音高らかに
開け始める。

1468-130502.jpg
ごく当たり前、と思っていたのに

1470-130502.jpg
これには思わず「じぇじぇじぇ!」

「じぇじぇじぇ!」(益々ハマっております)
と驚かれるのは
無理からぬところ。

豊松清十郎

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[2013/05/05 17:00] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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