5月2日、3日は知立祭りの日・その2「癖になる達成感」
山車の巡行のハイライトは、
お宮に入る前の、坂道にあります。
12時半、宿場町として今も残る枡形に、
五台集まった各町の山車が、祭総代の知らせを待って、
一台ずつ坂を下っていきます。

枡形
↑枡形です

この知らせを待つ間、目を閉じ下を向いて、集中の極致。
これまで優雅に奏でていたお囃子も、
激しく格調高い、神舞(かんまい)という曲に変わります。
見物客も緊張する中、
気合いと共に梶取りの棒に取り付いた八人が、
前輪を担ぎ上げると、
なんとそのまま坂を下りきってしまうのです。

坂道1

坂道2
↑何という事ない坂道、これを下ります。

この坂道、普段は閑散としているのに、
祭りの時は屋台がびっしり並び、
山車一台通るのが、やっとの幅しかありません。
先程お話しした梶見が、声を嗄らして指示しても、
梶棒連中は、トランス状態。
果たして、聞こえているのか、いないのか。
フラフラと、危うげに下っていくこの山車を、
坂の途中で落とすのは、その町の大変な恥、
そう聞いているだけに、とても余所事とは思えません。
手に汗握るとは、まさにこの事。
5tの山車を、無事に担ぎ下ろした時の、歓声、拍手。
あの時の、まるで自分が成し遂げたような達成感。
癖になります。

知立神社の鳥居
↑知立神社の鳥居です

2時からは、知立神社の境内に、五台並んだ山車の上で、
奉納の文楽とからくりが、上演されます。
各町、持ち時間は30分ほど。
今回は、西町のからくりが、90年振りに復活した、
「平治合戦」を披露するのも、話題です。

知立神社の境内
↑境内、ここに山車がズラッと並びます。

この祭礼は、一年おき。
来年は子供祭りで、人形の上演はありません。
見逃した方は来年に、
と言えないのが残念です。
お近くの方で、2日、3日にお時間のある方は、
お越しになりませんか。
ひと月頑張った、練習の成果を、
是非ご覧戴きたいと思います。
「知立祭り」で検索して戴くと、詳しい巡行の予定や、
各町の上演外題などが、分かります。

宿に貼られた祝儀のビラ
↑宿に貼られた、祝儀のビラです。

当日は、私も参りますので、
街のどこかで、お会いできるかもしれませんね。
あっ、それから、文楽上演の時、
天気が良く風が強いと、砂ぼこりが立ち易く、
また、西日がきついので、対策を考えてお越しくださいね。
私は数年前、
真っ赤に日焼けしましたので。

皆様、素晴らしい休日を。

豊松清十郎

にほんブログ村 演劇ブログ 古典芸能へ 豊松清十郎にご声援を!

テーマ:豊松清十郎 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2010/05/01 19:00] | あせらず清十郎 | トラックバック(0) | page top
トラックバック
トラックバック URL
http://seijuro5th.blog113.fc2.com/tb.php/40-c9f64550
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |