「引き抜き」の仕掛けを。(正月公演の御礼・その2)
仕掛けが盛り沢山の
戻り橋。
御紹介するとしたら
先ずは若菜に使った
「がぶ」のかしらでしょうが、
こちらは以前「日高川」で
お伝えしました。(2011・8・11の記事

そこで今回は後半
悪鬼の衣装に用いた
「引き抜き」の仕掛けを。

歌舞伎や
日本舞踊と違い、
かしらを挿げ替えれば
衣装替え出来る文楽では、
「引き抜き」の仕掛けは
多用されませんが、
お客様の目の前で
一瞬にして変わる姿は
やっぱり魅力。

この引き抜きには
帯の部分に
上下セパレーツの衣装を
差しこんで引き抜く
「かぶせ」、
玉を付けた仕掛けの
絹糸を引き抜くと
肩山から前後に
衣装が裏返って姿が変わる
「ぶっかえり」など
幾つか種類があります。

四季寿の「鷺娘」では
白無垢の「かぶせ」を
引き抜くと朱鷺色の衣装に、
そこから玉を引き抜くと
「ぶっかえり」になって
銀色の雪華模様に
と変わっていきます。

「かぶせ」はこの後
2月東京公演の
「金殿の段」でも鱶七が
花四天のツメに引き抜かせて
豪快に見せてくれます。
今回の悪鬼は「ぶっかえり」。
こちらは昨年9月の
「粂仙人」でも
御覧戴きました。

豊松清十郎

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[2013/02/01 16:19] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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