道行三人衆、宙を飛ぶ?(内子座公演、裏から表から4)
青い空に白い雲がぽっかりと、
夏空の広がった翌日、
初日の幕が開きました。
やっぱり内子座は
こうでないと。

幟があちこちに
この幟があちこちに

売店
売店も賑わって

間もなく鏡割り
間もなく鏡割りが始まりまーす

十時と言えば
通常なら
楽屋入りする時間に開幕。
しかし初日の緊張感で、
眠気は微塵も感じません。

場内では
その頃場内では

最後のミーティング
お茶子さん達も最後のミーティング

準備万端
準備万端整いました

芝居小屋の魅力は
何と言っても演者と客席の
距離の近さ。
いつも舞台に出てから
驚かされます。
花道の上にもちょこんと
座っていらっしゃるお客様。
手を伸ばせば届きそう
(本当に届くのでは?)。
劇場と違い皆様の反応も、
率直で温かで。

初日の幕が
初日の幕が開きました

今回私が勤めたのは、
妹背の道行のお三輪。
何回も勤めた橘姫と違い、
お三輪は殆ど初役。
固まってしまいそうな所を、
この内子座の雰囲気が
助けてくれました。

恋の鞘当て
橘姫とのやりとりでは、
場内を包むような笑い声。
お陰様ですっかり乗せられ、
初回、二回と進むに連れて
舞台を楽しむ自分がそこに。
文司君、
文昇君と三人、
それぞれ銘々が
次に繋がる良い勉強を
させて戴きました。

ここでちょっとトリビア一つ。
内子座では前の手摺が
少し低くしてあるのですが、
御覧になったお客様
お気付きでした?

舞台との距離が近い為
少しでも見易くする為で、
相生座などもそうしています。
通常2尺8寸の所が
2尺4寸と言いますから、
僅か4寸、10センチ余り。
ほんの少しの違いですが、
体に沁みついた感覚で
ついつい忘れがちに。

屋台は定式通りというのが
これまた厄介。
弥陀六を遣った
玉也さんは
高さがどうもしっくり来ず、
急遽低めの私の下駄で、
舞台を勤めておりました。

われわれ道行三人衆、
宙を飛んでいなかったら
良いのですが。

豊松清十郎

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[2012/09/03 18:00] | あせらず清十郎 | トラックバック(0) | page top
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