栄光のゴールを目指して(違うか!)「今日も間に合った」
「走る」と言えば
早替わり。
今回
「閻魔王宮」迄の黒衣から
「桃園」で出遣いとなりますが、
その間の着替え時間は
僅かに2分余り。

しかもただの着替えでは無く、
黒衣を脱ぎ捨てると
連雀を履いた上から
悟空専用の裁付(たっつけ)袴
を付けなければなりません。

たっつけ袴
たっつけ袴(毛も付いてます)

時間短縮のため稽古では、
前半連雀を履いたまま
遣ってはみましたが、
イヤハヤこれは拷問か。
股関節が悲鳴を上げて、
とてもとても耐えられぬ。
やはり手抜きはいけません。

「王宮」が暗転となると
下手の舞台袖に拵えた
着替え場へダッシュ。

着替えの場所
着替えの場所(急拵えです)

待っているのは
玉路、
和馬の二人。
チームワーク宜しく
黒衣を受け取り、
連雀を渡し着付けに帯、
袴を穿かせると
足元のひも結び。
黙々と作業が進みます。

和馬と玉路
和馬と玉路(頼んだでぇ!)

正にこれは時間との戦い。
私の頭の中では
F1のメインテーマが鳴り響き、
ストップウォッチのデジタル数字が
冷酷に時を刻んでいます。

「出来ました!」の声で
ピット作業を終えた
F1カーさながら、
悟空の待つ
上手の舞台袖へ
猛ダッシュ。
ああ、今日も間に合った!

ホッとするのも束の間
続いての
「釜煎」の場。
悟空が釜に放り込まれると、
時間稼ぎをしてくれる
左遣いの幸助君に人形を預け、
全力で急発進。

頭の中では
再びF1のテーマが。
モナコGPの様な急カーブを
クラッシュしない様に走り抜け
(もうすっかり五輪とは
懸け離れてしまってます)
奈落への階段を駆け下り、
汗と鼻水を撒き散らしながら
客席の下を驀進。

奈落に向かいます
こちら奈落に向かいます

客席下の通路
客席下の通路(花道が格納されております)

豊松清十郎

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[2012/08/04 16:30] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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