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栄光のゴールを目指して(違うか!)「只今募集中」
ロンドンオリンピックが
華々しく開幕致しました。
連日連夜の日本人選手の活躍に
皆様方と御同様私も
ついつい寝不足の毎日。

競技はまだこれからですが、
夏休み文楽公演はひと足早く
終盤に差しかかり、
栄光の(?)ゴールが
目前となりました。

奇しき御縁か今回の
夏休み公演の打ち日は、
オリンピックの16日間と
ほとんど同じ18日。
(ちょっと苦しい!)

五輪の花、陸上競技は走跳投。
艱難辛苦の旅の果て
首尾良く経文を手に入れる
悟空も謂わばアスリート。
(ますます苦しい!)

という事で(何がやねん!)
今回の舞台、悟空が華麗に
跳び走り投げる姿、
その裏側を少しばかり
御紹介致しましょう。

「跳ぶ」イヤイヤ「飛ぶ」
と言えば勿論
宙乗り。
その宙乗りに用いるのが
「連雀」。

これが連雀
これが連雀

連尺とも書きますが、
元来この連雀とは
物を担うのに使う背負子、
もしくはその背負子の
肩ひもの部分の事。

腰痛ベルト?
腰痛ベルト?(では御座いません)

今年
内子座でも上演する
「熊谷陣屋」の終幕近く、
敦盛の入った鎧櫃を
弥陀六が担ぐ時に
「鎧櫃に連雀を掛けた
思案の締めくくり」
という文句で出て来る
肩紐がその連雀。

これがカラビナ
これがカラビナ(命の綱です)

しかし今回使用の連雀は
まるで腰痛防止の
コルセットの様で、
肝心の肩紐がありません。
これが何でレンジャク?

実は一昔前の連雀は
パラシュート部隊の様に
肩から背負う物で、
ワイヤーを掛けるカラビナは
首の所に一カ所だけ。

昔の連雀
これが昔の連雀(こりゃ大変だ)

しかしこれでは肩の動きが
制約されるのと共に、
首根っこを掴まれた猫の様で
吊られた姿が情ない。
という事で背負うのはやめ
腰の部分だけにして、
更にカラビナは二点掛け。

ここに掛かります
こちらはここに掛かります

これでグッと体の自由度が増し
空中姿勢も安定しましたが、
何故か「連雀」という言葉は
そのまま残ったのです。
進化した連雀に相応しい
新しい呼び名、
只今募集中です。

豊松清十郎

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テーマ:豊松清十郎 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2012/08/03 18:15] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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