夏休み公演賑わしく始まっております「無いなら作ってしまえ」
夏休み公演のお勧め、目玉は
と言えばやっぱり1部。
(私が出演しておりますし・・・ね)

その1部で西遊記と共に上演される
「鈴の音」は
勘十郎さんの作、演出。

河太郎
河太郎

縮緬張り
縮緬張りです

足には水かき
足には水かきが

今を去る事三十年以前、
御自身のお子さん達(もちろん簑次も)が
幼稚園に通い出すと、
是非園児達に文楽を
と先生方から申し出が。
しかし文楽には
子供に見せる芝居が無い。

せめて小学生になら、
「鳴門」や
「五条橋」辺りでも
何とか見て貰えるけど、
相手は幼稚園児。
集中の続くのは良くても
せいぜい十分間。
ちょっと静かになれば
たちまち騒ぎ出す。

ウーン、ウーンと考えあぐねた末、
「無いなら作ってしまえ」と
生み出されたのが、
「ひょうたん池の大鯰」。
釣りに出かけた権兵衛さん、
昼飯を食べかけた所で
竿に掛かったのは、
池の主の大鯰。
あべこべに池に
引きずり込まれそうになる大格闘の末、
糸が切れて勝負は引き分け
と言うお話ですが、
子供たちは大喜び。

池の鯉?
池の鯉・・・かな?

評判が良くてその後
あちこちで上演されました。
それではもう少し
お芝居らしい物をもう一本、
という事で生み出されたのが
今回上演の
「鈴の音」。

作曲は清介さん。
この二人のコンビで他に
「桜物語」や
「端模様夢路門松」(つめもようゆめじのかどまつ)
という作品も上演されています。

狩人クン
狩人クン(名前ないんかい!)

大切な葉っぱ
この葉っぱがとっても大切

「鈴の音」の発想の原点は
「ありもの」。
予算の限られた催し、
人形を作るお金など
とてもとてもありません。

今手元にある物で
お芝居を考える、
これが原点。

鈴です
鈴です

勘十郎家の倉庫にあった
狐、河童、権兵衛の
三体の人形から
紡ぎだされた物語、とは
こりゃまあ「芝浜」「鰍沢」
落語の三題噺の様ですが、
「何を書いても良い、では
かえって書きにくい。
ギリギリの枠の中で作る方が
話が生まれやすいねん」
とは兄さんのお言葉でした。

豊松清十郎

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[2012/07/24 20:30] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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