御質問ズバリ回答その二番「気迫漲る死の舞が」
続いては大橋様から。

もともと三味線が好きで文楽に
通い出したのですが、
このブログで人形の
細かい事も分かり
見る楽しみも増えました。
(ありがとうございます!)
今回ちょっと気になったのは
蝶の道行の後半の衣装です。
白地に黒い縞の入ったあの模様は
やはり骸骨を摸しているのでしょうか。
「ひー怖い怖い」と眺めながら
ふと「蝶々に骨は無かった筈・・・」
と気になりました。
ブログのネタに困った時にでも
ちょこっと教えて下さったら
嬉しく思います。

早速ネタに頂戴しました。
ありがとうございます!
さて御質問の衣装、
骸骨、ガイコツねぇ・・・
助国、小巻は
遣った事もありますが、
特にそんな風に感じた事は・・・

助国と小巻
助国と小巻
死出の旅路の衣装


骸骨・・・ねェ
骸骨・・・ねェ

何はともあれ見てみましょう、と
衣裳部屋にお邪魔、改めて見てみると。
ウーン、これはガイコツか・・・
蝶の羽模様には見えるが
確かにアバラ骨の様にも・・・
蝶というよりむしろ蛾?
ウーン、ウーン・・・
と唸っていても仕方ないので、
衣裳さんに聞いてみましたが、
特に骨を意識した意匠では
無いとのお話し。

ウーンやっぱり
ウーンやっぱり蛾・・・かなぁ

帯にも蝶を
帯にも蝶をあしらって

裾模様は秋草ですが
裾模様は秋草ですが
その色を失っております


それでも歌舞伎や
舞踊ではもしや、と
調べてはみましたが、
格別の収穫なし。
どうやら
幸助一輔コンビの
気迫漲る死の舞が、
二人の骸を衣装の上に
浮かび上がらせたのでしょう。

このコンビ、
夏休み文楽公演の
二部で御覧戴けます。
関西の方は勿論、
「見逃した!」という方は
これが最後のチャンス(?)
必見です!

ズバリ回答!
などと言いながら、
大したお答えが
出来ない時もありますが、
あまり期待せず(!)
これからも気になった事
ドシドシ お寄せ下さい。

今回の御質問の様に、
自分でも気付かなかった事、
知らなかった事を調べて行く、
その事が自分自身の
大変な勉強にもなります。
ドキドキしながら
お待ちしております。

今回の
文楽鑑賞教室
私の出番は14日迄ですが、
公演は21日まで御座います。
通常より短く見やすいこの公演。
分かりやすい解説も付き、
勿論料金もグッとお安く、
安い、見易い、分かりやすい
の三拍子。

今年は大阪市主催の
「文楽デー」が中止となり、
皆様と直に触れ合う機会が
無くなったのは残念ですが、
初めての方に
文楽を紹介するのにも
打ってつけの鑑賞教室。
皆様のお越しを
お待ち致しております。

豊松清十郎

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[2012/06/13 14:00] | なまけず一所懸命 | トラックバック(0) | page top
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