桐竹勘介君、15歳です。
四月公演の幕が開きました。
例年より肌寒く、桜の花もまだまだ楽しめそうな中での、
開幕となりました。

さて、初日を務め終えて、
「芝六についてのお話を」、
と来るはずですが、この舞台が・・・

猟師の姿も、次の着流しも、
人形は軽いのですが、
自分の構えがしっかりしていない為に、
腰が決まらず、
フワついてしまいます。

芝六の苦衷も、喜びも、子供たちへの愛情も、
表現するどころでは無いまま、
初日は終了。
これまでの舞台で、何をやってきたのやら。
地力の無さを、改めて思い知りました。
これで、芝六のお役がどうのこうのなどとは、
とてもとても。

と云う所で、残念ながら、
それは又いつの日か(機会あるやろか)
にいたしまして、
今日は春に相応しく、
ニューフェイスをご紹介いたします。

勘介君1
↑歯が白いですね

桐竹勘介君、15歳です。
本名は小川卓也、神奈川県の藤野町出身で、
7月26日生まれのしし座です。
2年ほど前から、楽屋を出入りしていて、
昨年秋に、正式に勘十郎さんに入門、
半年の見習い期間を経て、いよいよこの春、
勘介の名前を頂き、文楽デビューとなりました。

中学を卒業して、直ぐに舞台に立つのは、
簑紫郎君以来でしょうか。
楽屋の雰囲気に馴染むのも早く、
もうすっかり文楽の一員です。
中学では野球をやっていたので、色は真っ黒。
兄さんたちに用事を言いつけられ、
クルクル、キビキビと、動きまわっています。

勘介君2
↑やっぱり歯が白いですね

先日ご紹介した勘次郎君も、弟弟子が出来て、
うかうかとはしていられない様子です。
何といっても、この若さが魅力。
30年、40年後には、
かならず文楽を背負って立つ人形遣いに、
なってくれる事と、信じています。
皆さんのお目に触れるまでには、
まだ暫く時間がかかると思いますが、
どうぞ末永く御贔屓の程を、宜しくお願い致します。

勘介君3
↑杉坂屋の暖簾口で介錯に備えている所です

勿論、勿論私も、うかうかしていられません。
何か一つでも掴んで、この先の舞台にも役立つように、
そして何より、
お客様に楽しんで頂けるように、
千秋楽まで、精一杯勉強させて戴きます。

豊松清十郎

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[2010/04/04 17:23] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(1) | page top
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[2010/04/06 14:52] 八十八&一二三の文楽れんらくちょう
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