二月東京公演御案内(先ずは、一部でござりまする)
寒いさむーい日が続いております。
恵方巻きの丸かぶりに
節分の豆まきも終わり、
2月4日は立春。
昨年は2月に入ると、
穏やかに緩んだ寒さが、
いつまでも衰えません。

梅です
梅です。全く咲いておりません。

固い蕾です
固い蕾です。

昨年は馥郁と香りを漂わせていた、
劇場前庭の梅の木も、
今年はまだ固く蕾を閉ざしたまま。
日陰には十日も前の雪が残り、
皇居のお堀も凍りついておりました。


劇場傍の桜田濠
劇場傍の桜田濠。

分かるかな?
お堀の水も凍っているのですが、分かるかな?

見事に凍っております
実家の筧(かけい)の水もこの通り。 見事に凍っております。

そんな寒い立春に、
東京公演
初日を迎えました。
今月一部は
「彦山権現誓助剣」
東京では、平成12年以来、
12年ぶりの上演。

素朴、朴訥な人柄で、
気は優しくて力持ち、
人の情には涙もろいが、
非道な事には一歩も引かぬ、
偉丈夫を絵に描いた様な、
好漢六助。
男優りで大女、
仇を尋ね
諸国を巡り、
武芸の道には秀でても、
想い焦がれた夫の前では、
可憐な乙女に戻ってしまう、
愛らしいお園。

梅の香漂い鶯鳴く、
早春の山里で、
そんな二人が初めて出会う
「毛谷村の段」は、
緊迫したやりとりの中にも、
何とも言えない
大らかな、
可笑しみにあふれていて、
私も大好きなお芝居のひとつ。
そんなに久し振りとは、
意外でした。

仇の在りかが明らかになり、
小倉に向かう出立の場面は、
六助のほれぼれする男ぶりに、
付き添うお園の甲斐がいしさ、
畳み掛ける浄瑠璃と共に、
いつ見ても
わくわくします。

今回はそれに加えて、
仇役、京極内匠(本当に悪ーい奴です)
の冷酷非道な悪巧みの、伏線となる
「杉坂墓所」と、
大団円の
「立浪館仇討の段」
を合わせて御覧戴きます。

殊に「立浪館」は35年ぶりの上演。
「やっぱり仇討物は、敵を討つ場がなくてはね。
最後が見られて、スッキリしました」
と言って戴けるか、
「これなら毛谷村で終わった方が・・・」
となるかは、演者の頑張り次第。
皆様にはどう御覧戴けますか。

豊松清十郎

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[2012/02/08 07:45] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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