東京公演始まりました。
すっかり御無沙汰してしまいました。
長い夏休みを戴いている内に、もう九月。
郡上大和の公演で、去りゆく夏を満喫して、
日を置かずに東京へ。
秋らしく〈?)大型の台風襲来の中、
東京公演、
初日を迎えさせて戴きました。

今月は電力消費を考慮して、
昼の部の開演は
十時半から。

今年国立劇場は、開場から45年。
その節目を祝って、
まずは「寿式三番叟」を。
御祝儀に相応しく、
翁を、住大夫師匠の語りで、
簑助師匠が遣われるのが、
話題です。

続いて「伽羅先代萩」御殿の段。
女形の最高峰、政岡には紋壽兄さん。
それに敵対する、八汐に簑助、
栄御前に文雀の両師匠と、
こちらも豪華な顔ぶれです。

もう一本は「近頃河原の達引」。
長患いの母を思い、
叶わぬ恋に身を焦がす、
妹おしゅんを気遣う、
純朴な兄与次郎の姿。
笑いの中に、
涙がにじむ名作です。
因みに、皆様気になるお猿さん。
今回は、簑紫郎君が挑みます。

電力消費のピークを避ける為、
昼夜の入れ替えは、
約二時間。
通して御覧頂くお客様には、
御不便をお掛けいたします。

夜の部の開演は、
四時半。
こちらは30分遅くなります。
お馴染の「ひらかな盛衰記」ですが、
大津宿屋、笹引きからの上演は、
久し振り。
ここから御覧頂く事で、
松衛門内での、
お筆の辛さ、
権四郎、およし親子の悲しみが、
より胸に迫って来ます。

時代物をじっくり堪能して戴き、
追い出しの一本が
「紅葉狩」。
私は更科姫を勤めます。
左遣いと息を合わせての、
二枚扇では離れ業も。
首尾良く参りましたら、
御喝采の程を。
理屈抜きに楽しんで、
すっきりお帰り戴けるように、
精一杯励みます。

お陰様で、
昼の部は大盛況。
連日ほぼ売り切れの様ですが、
夜の部はまだ、日によって
余裕が御座います。

大震災から半年近く。
「それでもまだまだ、
夜は出にくくて」という方も、
多い事かと存じますが、
夜の部の終演は、
八時半。
お帰りが遅くなり過ぎぬよう、
配慮致しております。
是非夜の部も、御覧戴きますよう、
皆様のお越しを、
お待ち申し上げます。

豊松清十郎

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[2011/09/03 15:09] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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