新人さんいらっしゃい(吉田愼之輔?・その2)
研修生という選択肢もありましたが、
始めから、やるなら人形遣いで、
という気持ちに迷いは無かったので、
簑助師匠に御相談すると、
まさかまさかの、
直弟子に迎えて下さる、
とのお話し。
初めて文楽を見てから、ほんの一年余り。
本人も驚く程のスピードで、
とんとん拍子に話がまとまり、
晴れてこの4月から、研究生となりました。

今は誰よりも早く楽屋入り、部屋の掃除から、
舞台では小幕の開け閉め、小道具の介錯など、
朝から晩まで文楽漬けの毎日。

入ってみて、
「文楽の印象は」と問うと、
ニッコリ笑顔で、
「楽しいです!」
との答え。

伝統芸能という言葉のひびきから、
ただひたすらに厳しく、
堅苦しい世界と、覚悟していた様ですが、
入ってみれば、玉彦、勘介、玉路君や、
同じ研究生の田中君など、
若い仲間に囲まれ、
ともに修行に励む日々。
楽しくなければ続きません。
慣れない事ばかりで、
緊張で強張っていた春先から、
今ではしっかり、自分のポジションを確保。
若い兄さん達と、冗談を言い合って、
自然な笑顔も、生まれるようになりました。

なにやら相談中
みんなで、なにやら相談中

こんなん出来ました!
こんなん出来ました! みんないい仲間です

これから長い道のりを、
苦も楽も共にして、
語りあい、競い合い、
一生付き合っていく仲間たち。
二十年後、三十年後、
この若者達が、どのように育ち、
文楽を支える、太い柱となってくれますか。
皆様の温かく、末永い御支援を、
よろしくお願い申し上げます。

因みに、今時には古風な、
愼之輔という名前。
「やっぱりあのしんちゃん?」
と気になって、聞いてみましたら、
「いやぁ、全く関係ないんですけど、
皆さんに聞かれるんですよね」
とお父様、苦笑いされておりました。

一年間の、見習い期間を終えると、
来年四月には名前をいただき、
技芸員として皆様の前に、
お目見えする事となります。
やっぱり名前は、
吉田愼之輔?
でしょうか。

豊松清十郎

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[2011/08/02 18:18] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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