新人さんいらっしゃい(吉田愼之輔?・その1)
続いて二人目の新人さんは、
木下愼之輔君。
こちらは、今年高校を卒業したばかり、
只今18歳のフレッシュマン。
簑助師匠に入門を許され、
この四月から研究生として、
頑張っています。

愼之輔君のふる里は、
信州飯田市。
長野県南部、伊那谷を流れる天竜川の、
河岸段丘に開けた、
県下第4の街。
リンゴ並木や、天竜下りなどで有名ですが、
実は、人形劇の町でもあるのです。

江戸の昔から続く人形座が、今でも残り、
毎年8月に開催される、
国内最大の人形劇イベント、
いいだ人形劇フェスタには、
全国の人形劇団が参加し、
市内各所の文化会館、公民館、
小、中学校、保育園から、
神社や広場までが会場となって、
飯田の街が、人形劇一色となります。

そんな街で育った、愼之輔君、
お祖父様もお父さんも、
地元今田人形の、人形遣い。

本来なら、飯田のサラブレッド、
という所ですが
本人はさほど興味はなし。
御家族も、無理強いする事も無く、
中学のクラブで、少し経験はした物の、
人形よりは野球、バレーボールなど、
スポーツに打ち込む日々でした。

只今楽屋を掃除中
只今楽屋を掃除中

そんな彼が、
お父さんに連れられて、
大阪の文楽劇場にやって来たのが、
高校二年の冬。
それが転機の始まりでした。
その時上演されていたのが、
「伽羅先代萩」。

骸骨の右手を担当しております
舞台では分離する骸骨の、右手を担当しております

実は中学の人形クラブでは、
政岡を遣っていた(すごい!)そうで、
自分とのあまりの違いに(当然ですが)、
見入っている内に、
いつしかグイグイと、文楽人形に
惹き込まれて行きます。
それからは自分でも、
片道4時間のバスに乗って、
国立劇場に通う様に。

今田人形と文楽とはご縁があり、
その関係で舞台袖で見せて貰うと、
益々文楽の虜に。
この世界で生きて行きたい、という思いが、
更に強くなっていきます。

豊松清十郎

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[2011/08/01 10:10] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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