五月公演御礼・其の二
今月も、二役持たせて戴きました。
昼の部に、続けて二役。
「大変でしょう?」
と言って下さるお客様も、
いらっしゃいましたが、
特に疲れは、感じませんでした。
自分なりに、充実した毎日を、
送らせて戴いた、お陰でしょうか。
有難い事です。

葵御前は、四月に続いて。
先月、強く思った様に、
毎日を、
新たな気持ちで勤める様に、
心がけて臨みました。

与えられた役割、お芝居の流れを、
しっかりと飲み込んだ上で、
葵御前の性格、
その時々の思いを、
かしらや体の向き、傾ける角度、
仕種の緩急、強弱、などに、
変化を付けながら、形にして行く。
その為には、まず構えを正しく、
胴串をきっちり、強く握らないと。

とは言いながら、何が正しくて、
何が間違っているのか、
本当の所は、未だに分かっていません。

でも、やらなかったら分からない。
続けていれば、探していれば、
諦めなければ、いつか分かるかも。
そんな、毎日でしたが、
出来た事も、出来ない事も、
楽しく、楽しく取り組めたことが、
幸せでした。

公演中、ある方に、
「ちょっとずつ、存在感が出て来たわね」
と言って頂いたのが、
大きな励みになりました。
いつもなら、周りが見えた頃には、
楽日を迎える、本公演。
四月、五月と、
ふた月持たせて戴いて、
やっと少し、遣った気になれました。
毎回こんな風だったら、
と、密かに願った五月でした。

さて、そんな風に日々楽しく勤めた、
葵御前でしたが、
ある日自分の人形が、
御台様らしく、大間にゆったりと、
遣えている様に感じました。

フムフム、俺も少しは、
遣える様になったか、
と鼻息を荒くしかけましたが、
残念ながら、
不正解。
私ではなく、源大夫師匠の、
語りのお陰でした。

今月源大夫師は、
実盛物語を語って、
舞台に復帰されました。
体調は、まだまだ万全とはいかず、
前半のみの語り。
師匠にすれば、不本意な所も、
おありでしたでしょう。

豊松清十郎

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[2011/05/29 10:21] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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