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数々の失敗談が御座います。(ギオンコーナーのお話その2)
ギオンコーナー、半世紀に及ぶ歴史の中で、
文楽出演者にも、数々の失敗談が御座います。
今日は、そんなエピソードを、いくつか。

奥が入口です
奥が入口になります。

巡業などもそうですが、本拠地を離れた公演で、
一番怖いのが、忘れ物。
ある日、今は亡き、
玉五郎師匠が、御出演の時、
急に、休演される事になりました。
その時の代演が、お弟子さんの
文吾兄さん。

様々な髪型
このエントランスには、芸妓、舞妓の、様々な髪型や、

コーナーに来たは良い物の、急な事で、
うっかり黒衣を忘れて、大慌て。
幸い、玉五郎師匠の物が、残っていたのですが、
師匠は小柄な方で、兄さんにも窮屈。
文吾兄さん、その時足を遣っていた、
幸助君の黒衣を着て、素知らぬ顔。
幸ちゃんが、師匠の黒衣を、着る羽目となりました。

ところが、ご存知の通り、
大柄の幸助君。
着てみた姿は、まるでミニスカート。
舞台では、何とか手すりに隠れ、
分かりませんでしたが、
出番が終わると、
他の出演者に、見られぬよう、
大きな体を、小さく屈めて、
コソコソ楽屋に。
「あの時は、恥ずかしかったですぅーっ」
と、今でも、顔を赤らめています。

四季折々のかんざし
四季折々の、かんざしなどが、展示されています。

ここまでなら無料
ここまでなら、何と無料!

舞妓さんの舞
いえいえ、そうおっしゃらず、是非、舞妓さんの舞を、お近くで。

またある時は、手が無い時も。
普段は、当然置きっぱなしの、お七ですが、
さばいた髪は、素人の足遣いが結う為、
暫くすると、鬘の根はグサグサ。
定期的に持ち帰り、
床山さんに、
結い直して貰わねば、なりません。
そんな時、たまたま破損した手も、
修理のため、持ち帰っていたのです。

大切な首は、持ってきた物の、
コーナーに着くと、お七の手が。
「わ、忘れました!」

ここは京都、
今から大阪へ帰っては、
到底、出番に間に合いません。
首を捻った三人の頭に、
同時に思い浮かんだのは、
近くの喫茶店の、ショーケース。
「あそこだ!」
飾りの、文楽人形があったのです。
さっそく走って、事情をお話し、
快諾を戴いて、どうにか、
難を逃れました。

こんな、
スリルとサスペンスの、
一口話は、数知れず。
また、お話しする機会も、
あるかも知れません。

因みに(因んでばっかり!)
ここギオンコーナーは、
写真、ビデオの撮影は、
全て、無許可でオーケー。
舞妓さんに、文楽人形にと、
皆さん、フラッシュ、ばしばし、
ビデオも、がんがん回していらっしゃいます。
今時珍しい、
お得ポイントです。

文楽を見慣れた、お客様には、
ちょっと(だいぶ?)物足りない、かも知れませんが。
折角関西に来たのだから、公演が無くとも、
文楽を見て帰りたい、という方、
お友達にも、文楽を見せたいが、
本公演は、ちと長すぎる、という方。
とにかく、文楽禁断症状の方、
文楽は、どうでもええけど、
本物の舞妓さんに会いたい、という方、
ギオンコーナー、お勧めです。
是非一度、お立ち寄り下さい。

人形遣い一同、‘毎日’お待ち致しております。

豊松清十郎


ギオンコーナー
〒605-0074
京都府京都市東山区祇園町南側 弥栄会館
TEL. 075-561-1119
Web. http://www.kyoto-gioncorner.com/

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テーマ:豊松清十郎 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2011/03/05 18:00] | あせらず清十郎 | トラックバック(0) | page top
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