乗せれば、結構何でもやってくれます。(新人さんいらっしゃい・田中大地君の巻その2)
さて、
神戸のパン屋さんで、バイトをしながら、
一年先を、 見据える日々。

そんな彼に、転機が訪れたのは、
バイト生活にも慣れた、昨年6月。
たまたま、母校関学で、
催された文楽講座。
OBながら、勿論駆け付けた、田中君。
研修生を目指している、という事で、
当日、講師を勤めた、
和生さんと、
お話しする、機会を戴きました。

居合道は二段の腕前
↑居合道は、二段の腕前とか。仕事に活かせそうですな。

その席で、和生さんに、
「研修まで、まだ一年もあるんやったら、
直接入門したらどうや」
とアドバイスを貰って、びっくり。
何とそれまで、研修生以外には、
入門の道が無い、
と思い込んでいたのです。

それを知ってからの行動は、素早く大胆。
直ぐに、葛の葉で魅せられた、
文雀師匠に、お手紙を書きました。

全く、一面識もないのに。
その真摯な情熱を買われて、
師匠に、入門が叶いました。
一見、おとなしそうな様子ですが、
やるときは、やる男です。

その行動力に加えて、
一年待っても、人形遣いに、という
熱意、根性、忍耐力。
これは、なかなか期待できそう、
しごき甲斐(?)が、ありそうです。

真面目一方な、雰囲気ですが、
そこは関西人。
写真でも、お分かりの様に、
乗せれば、結構何でもやってくれます。
もうすっかり、楽屋にも馴染みました。

通りかかった咲寿君と


何よりも今は、
「田中大地ここにあり」
と、存在を認めてもらう事が、一番大切。
その意味で、正月公演には、
インフルエンザに倒れ、
若い人達には、忙しい思いを、
同部屋の師匠、兄さん方には
うつらないか、と心配を掛けて、
楽屋内でも、存在をしっかりアピール。

ねぇ、田中君。
と、この位のパワハラは、
笑って、受け流すのも、修行です。

入門時の年齢としては、
けして早くは、ありませんが、
何と言っても、芸事の世界は、
「好き」という事が、
一番大切。
そこには、全くぶれを感じさせません。
地道に、コツコツと、
でもその修行を、辛抱でなく、
楽しく、取り組んでくれそうです。

春には、芸名を戴いて、
皆様の前に、晴れて技芸員として、
お目見え、となる事と思います。
(と言っても、当然頭巾の中ですが)
どうぞ皆様、長く厳しい、修行の日々ですが、
やがて、大きく花開く日を、楽しみに、
温かく、お見守り下さいますように。

田中君初めてのサイン
↑田中君、初めてのサイン。(おっと、本名でした)

また、田中君が入所する筈でした、
文楽研修25期生の募集、
まだ、受け付けております。
締切は、今月の28日。
詳しい要綱は、日本芸術文化振興会の、
HPでご確認下さい。
一人でも多く、この道を志す、
若い人を、
と願っております。

昨秋に行われた、第一次の募集で、
既に4名の参加が、決まっています。
田中君始め、
大東君、
大浦君など、
入門する、若い人も加えて、
この春は、
久し振りに、嬉しい、
賑やかな物になりそうです。

このコーナー(になりました)で、
ご紹介する、新人さんが、
まだまだ、待機中です。
次回を、
どうぞお楽しみに。

豊松清十郎

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[2011/02/13 18:04] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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