スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | page top
東京二月公演ご案内・其の八(第三部「義経千本桜」後編)
後半、手負いになって、戻ってきてから、
碇もろとも、入水するまでの悲壮感も、格別。
将来、自分が遣うかどうかなどには、関係無く、
この場が出ると、
袖に走っていました。

そして今、知盛は玉女さんに。
足、そして左と、師匠を支えてきた、
玉女さん。

私には、
玉女さんの遣う左手の、
形や、息、間取りを見るのも、
大きな魅力でした。
主役の手伝いは、
ただ主遣いについていく、
というだけでは、務まりません。
これから遣う人形の役柄、性格を理解し、
浄瑠璃も、全て把握した上で、
更に、遣い手の息を、呑みこまぬ事には、
とても、主遣いの動きに、沿えません。

つまり、左、足を遣いながら、
同時に、その人形を遣っているのも、同じ事。
入門以来、
玉男師匠の手伝いを、
繰り返し務めた、
玉女さんは、その度に、
かしらこそ持たずとも、
自分の中で、知盛を遣い、
練り上げて来たに違いない、と思います。

これは、典侍局を遣う、
和生さんも同じ。
主遣いとして、役を務めるまでに、
お二人とも、頭巾の中で、
たっぷりと、稽古を積み重ねていました。
文楽の舞台稽古は、一日だけ、
と言うと、
皆さん驚かれますが、
こんな、秘密もあるのです。

安徳帝は、子供と言っても、天皇の役。
遥か昔に、私も遣いましたが、
お安に、身をやつしている時から、
何か、常人とは違う、雰囲気を出さねば、
と思って、懸命に遣いました。

西に向かって、手を合わせ、
辞世の句を読む、健気な姿には、
涙される事と、思います。

義経を遣う
文昇君は、襲名してから、
東京のお客様には、初お目見え。
どうぞ、旧に倍する御声援を、
お願い致します。

豊松清十郎

にほんブログ村 演劇ブログ 古典芸能へ 豊松清十郎にご声援を!

テーマ:豊松清十郎 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2011/02/04 16:00] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
トラックバック
トラックバック URL
http://seijuro5th.blog113.fc2.com/tb.php/119-776de31f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。