小道具さんも、体を張っています。(正月公演御礼・其の四)
降らすと言えば、
雪以外にも、
柳の葉や、桜の花びら、
西遊記では、散華なども降らせます。
こちらは、何故か小道具が担当。

金閣寺の雪姫に、降りかかる桜は、
頭上遥かに吊られている、
照明器具に付いた、ブリッジという、
30センチくらいの足場からの物。
私も、横からちょっと見てみましたが、
イヤイヤ、足がすくみました。
小道具さんも、体を張っています。

雪を補充中
↑雪を補充中。スタッフに女性も増えました。

雪の場面で、大変なのは、お掃除。
幕間の僅かな時間に、
てんでに箒やモップ、
大うちわまで持ち出して、おおわらわ。
一気に片付けます。

大忙しでお掃除中1

大忙しでお掃除中2
↑大忙しでお掃除中。

終演後でしたら、特別な掃除機で。
しかし、音がうるさいので、
舞台の余韻に浸っている、
お客様の興を削がぬ様、
なるべく短時間で済ます為、
幕間は、
あらかた箒で集めてから、
最後の仕上げだけにとどめる、
という、心配りをしています。

強力掃除機で
↑最後の仕上げは、強力掃除機で。

テレビの世界では、私の子供の頃は、
発泡スチロール。
それから素材も、どんどん進歩して、
今は、自然の雪と、区別がつかぬ程です。
しかし、そんな時代になっても、
舞台に降る雪は、格別。
懐古趣味ではなく、作りものであって、
作りもので無い。
雪であって、雪を超えている。

雪を太鼓の音で表す、雪音もそうですが、
昔の人の発明は、大した物と、
本当に感心します。

前の場で降った雪が、
どこかに残っていて、
ひとひら、チラチラと舞台に。
そんな時は、ふっと、
目の前のお芝居から離れて、
舞い落ちて来る雪に、
心をうばわれる。
客席にいた時、そんな瞬間も、
大好きでした。

2月の東京公演は、
5日が初日。
春を先取りの、狂言もあり、
雪の降る、演目はありませんが、
小屋の外で、お堀端が雪化粧、
となるかも知れません。
来月も文楽を、どうぞよろしく。

豊松清十郎

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[2011/01/28 21:00] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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