文楽を支える太い柱の一本になれ
花開いたのが早かった故に
人気だけが先行して、
残念ながら
実力が伴わないで
行き詰まってしまったなら、
此の子は潰れてしまうであろうと
心配した時期が昔ありました。

清十郎襲名は
周囲の皆様の支援や
協力もさることながら、
本人の重責は、いかばかりかと、
喜びと不安の入り交じった目で
舞台を見つめましたのが、
今では嘘みたいです。

一年間の
襲名披露公演を無事終えると、
次々と従来以上の
大きな役に
果敢に挑む姿を見てきました。

本人は謙虚ではあるけれど
静かな闘志を埋み火のように
常に燃やし続けています。
清十郎本人は
それに気付いてないかも知れません。

しかし、日々の
研究心と向上心そのものが
舞台の上でチロチロと
光を放つ日がありました。
それに遭遇したなら
本当に儲けものです。
博多座で確認しました。

初春公演のお染
↑「清十郎さんが遣うから、尚、いいのやわ」とロビーでの噂話。(写真はお染)

そして今月の
「小鍛冶」でも気付きました。
「あぁ、此の子は
こういうふうに大きくなっていくのだな」
と。
着実に成長しています。
性根の据わった子です。

「はい。毎日工夫して替えています」
と二十数年前に
私の質問に言下に答えました。
いい度胸をしています。
それ以来、目を離さないできました。
どうやら子供が育つのを見守る心境に思えます。
文楽を支える太い柱の一本になれ!

子龍

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[2011/01/21 15:43] | 子龍がゆく | トラックバック(0) | page top
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