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様々な工夫が、注ぎ込まれているのです。
今月の、舞台のお話も。
前回は、お染でしたので、
今回は小鍛冶から。

小鍛冶と稲荷明神が、刀を打つ場面。
今月、舞台を御覧いただいた方は、
火花が出ているのに、お気づきでしょうか。
あれは、介錯の人形遣いが、
金床の後ろに隠れて、
火打石に、グラインダーを当てて、
実際に、出しているのです。
この火打石は、登山用のグッズ。
以前は、ライターの石を、使っていましたが、
仕事大好き、小道具さん、
便利グッズを、探し当てました。

現代の火打ち石
↑これが現代の火打ち石

これだけでも火花は出ます
↑これだけでも、火花は出ますが。

グラインダー
↑グラインダーです。

この火花、
打つ音とタイミングがずれては、
効果半減、どころか興ざめです。
しかし、介錯は低い姿勢で、
打つ所は、見る事叶わず、
三味線のリズムだけが、頼みの綱。
つまり、宗近、明神を使う二人の、
拍子を刻む責任は、いつも以上に、
重大になってきます。

火花が大きくなります
↑これを使うと、火花が大きくなります。

お陰さまで、どうにかここまでは、
打ち損じなく、やっておりますが、
打っていない時に、
火花が上がったら・・・
介錯のせいには、もう出来ませんね。

金床の打つ面は、二つに分けて、
宗近と、相槌とでは、音に違いが出る様に、
工夫されています。

金床
↑金床です。二つに分けて、微妙に高さを違えて、音の高さを変えています。

宗近の鎚は、一本ですが、
稲荷明神は、長さの違う物を、
三本も用意して、
打つ所、踊る所など、
場面に応じて、使い分けています。

三本の鎚達
↑三本の鎚達。働き者です。

また、明神に使う文七かしら、
瞳と歯には、金箔を貼って、
神々しさを、出しています。

稲荷明神のお顔
↑稲荷明神のお顔。迫力満点です。

明神さんの冠
↑明神さんの冠には、狐が飛んでいます。

この舞台にも、
様々な工夫が、
注ぎ込まれているのです。

前半は格調高く、
後半は迫力でリズミカルに。
小鍛冶は、大好きな一幕です。

勧進帳の弁慶、
阿古屋などと同じく、
後半の稲荷明神は、
左遣い、足遣いも、
出遣いするのも、大きな魅力。

昔の師匠、兄さん方からは、
「ワシの弁慶の足見て、今のヨメはんが、
ほれよったんや」
なんて話を、良く聞きましたが。
今回の手伝いは、
左が幸助、
足が簑次。
いやいや、
二人とも素敵な奥さんが、おりました。

23日の千秋楽まで、後半も頑張ります。
舞台に活気が、更に漲りますよう、
益々のご声援を、お願い致します。

25日には、
24期文楽研修生の、
終了発表会も、御座います。
合わせまして、皆様の御来場を、
心より、お待ち申し上げます。

豊松清十郎

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テーマ:豊松清十郎 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2011/01/14 18:00] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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