色々調べる事で、私自身が、とても勉強になりました。
松の内も過ぎ、えべっさんも済んで、
14日からは、
昼夜狂言の入れ替え。
お正月の公演も、半ばから、
後半に、掛かって参りました。

前回、案じておりました、
10日以降の客席の様子。
昼の部は衰えず、大健闘。
しかし、夜の部の方は、と言うと・・・
残念ながら、少し寂しくなって参りました。

今公演は、
お正月の事とて、
通常より、ぐっと早く、
後半、14日からでも、
8時過ぎには、終演。
これなら、芝居がはねてから、
お食事も、して頂けるのでは?

大阪には珍しく、寒い日が続き、
「夜はちょっと出にくうて」
という方も、多いかと存じますが、
今年を占う初芝居、夜の部にも、
活気を与えて戴きますよう、
みなさまの応援を、
お願い申しあげます。

さて、先日このブログに、
こんなメールが、
届きました。


今回、一部の「寿式三番叟」と
二部の「小鍛冶」では、
人形が登場する、五色の揚げ幕の、
色の配分が違いますが、
何か意味はあるのでしょうか?


えっ… 気が付きませんでした!
お尋ね戴いて、
びっくり。

小鍛冶の揚げ幕
↑小鍛冶の揚げ幕です。(五色幕とも言います)

早速、舞台裏に走り、見比べると、
確かに色の順番が、違います。
本行(能、狂言を、文楽ではこう言います)には、
全く知識の乏しい私、分からぬままに、
聞かぬは末代の恥、
とばかりに、
あちこちと聞いて回りました。
お答えとしては・・・
特に、意味は無いそうです。

三番叟の幕
↑こちらが三番叟の幕。確かに違う!

文楽劇場で、揚げ幕を新調するに当たり、
各地の、能楽堂や劇場を、
見て回ったそうですが
様々に、違っていたとか。
勿論、それぞれの流派には、
家伝が、あるかも知れませんが、
能楽界全体で、統一されては、
いないようです。
今回の、配色の違いは、
きっと、お手本の幕の色が違ったから。
そんな所では、ないでしょうか。

それから、
揚げ幕の横の、赤い綱。
幕ひも、と呼ばれたり、
懸綱、と言われたり。
これにも、決まりはないようで。

今回、色々調べる事で、
私自身が、とても勉強になりました。
幕つながりですが、
いつも見慣れた、定式幕、
国立劇場と、歌舞伎座では、
黒、柿、萌黄の色の順番が違う、という事も、
この歳で、初めて知りました。
今更、お恥ずかしい事ながら、
でも、一つ賢くなりました。
これも、お尋ね戴いたお陰、
御礼申し上げます。

清十郎に、知恵を付けてやろう、という方、
又の御質問、お待ちしております。
分からぬ時は、御勘弁を。

豊松清十郎

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[2011/01/13 18:00] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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