九月東京公演御礼&春の地方公演配役「そんな裏方さんの」
今月は
「一谷」の通し。
特に昼の部は
堀川御所、敦盛出陣など
馴染みの少ない場を
ご覧戴きましたが、
ここから見て戴いた事で
組討、熊谷陣屋などが
より深く心に届く。

「通しって良い物ですね」
というお声を
たくさん頂戴しました。

次回は通しの中の通し(?)
独参湯「仮名手本忠臣蔵」を
朝10時半より
晩9時半まで
一挙上演!

是非お見逃しなく。

私は今月
熊谷の妻、
相模を勤めました。

1683-160924.jpg
こちらが相模

1690-160924.jpg
いかにも武家の奥方の装い

1691-160924.jpg
ぱっちりとつぶらな瞳です


熊谷家の定紋は
対い鳩(むかいばと)。
二匹の鳩が向きあって
八の字の様に
見えます。

1689-160924.jpg
そうこちら

1688-160924.jpg
こちらが対い鳩(むかいばと)


源氏の守り神八幡大菩薩の
使わしめが
鳩という所から
八幡様の「八」を
利かせている様です。

相模が長旅の末
陣屋に辿り着く場面。
「幕に覚えの家の紋、
嬉しやここ」
と浄瑠璃にある通り
舞台正面の幔幕にも
あしらってありました。

このむかい鳩の家紋
相模の着物には勿論、
実はこんな所にも。

1685-160924.jpg
見えない所に
おしゃれですね


相模が髪に差している
平打ちのかんざしです。
これは床山の
高橋さんが
相模用に特注した物。

「ほんの遊びで・・・」
と笑っていらっしゃいましたが
人形遣いには嬉しい物。

何と言っても一番近くで
人形を見ているのは
我々なのですから。

お客様には
見えない所にも
心を配る。
そんな裏方さんの
心意気。

是非皆様にも
ご覧戴きたく
御披露致しました。

豊松清十郎

にほんブログ村 演劇ブログ 古典芸能へ 豊松清十郎にご声援を!

テーマ:豊松清十郎 - ジャンル:学問・文化・芸術

[2016/09/27 10:55] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
| ホーム |