12月公演、始まっております。その2「文楽の舞台では」
さて今月の公演で
一番の話題と言えば、
明治25年以来
121年振りに
舞台に掛けられる
「大塔宮曦鎧」の
復活上演。

どんなにベテランの
文楽ファンでも
御覧になった事は
まあない筈。
(あるわけない!)

完全では無いにせよ
譜の残る浄瑠璃と違い、
人形には舞台の
絵図面である道具帳や、
衣装、
かしらの名称さえ
残っておらず、
我々演者と共に
裏方のスタッフも
こういう復活上演には
大変苦労を致します。

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お芝居で重要な役目を担うこの灯篭

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誰が袖に

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花車

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この絵は小道具方、森永さんの手描きです


究極の身替り物
とも呼ばれたこのお芝居、
クライマックスは
天皇の若宮を討て
と命じられた
斎藤太郎左衛門が、
揃いの浴衣、花笠に
身を包んだ大勢の
子供たちの中から、
目指す身替りを見つける
「身替り音頭の段」。

歌舞伎の上演では
何十人もの子役達が
舞台の上で輪になって
踊るそうですが、
小さな
文楽の舞台では
そうはいかず。

小さく狭い舞台の上、
踊り子たちを一度
上手の小幕に消し、
また再び舞台奥から
登場させる事で
踊り手の輪を大きく
感じて戴こう
という工夫は、
踊りの振り付けを
お願いした
上方舞、
山村若師匠の
アイデアです。

豊松清十郎

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[2013/12/10 21:39] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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