GOGO!メリヤス隊!!・1「そもそもこれは・・・」
朝、
「あまちゃん」を
見てしまうと
他には特別
する事もなし。
雨空を見上げては
いつものほへーっと
気の抜けた
ため息吐息。

雨か・・・あめ・・・アメ
メ、メ、メ、めだか
か、か、カラス
スイカ、カメ、
メ、めりやす、莫大小?
メリヤス!?
そうだメリヤスだ!

という事で本日は
文楽の舞台には
無くてはならない
メリヤスのお話です。
(く、くるしい)

文楽でメリヤス
と言いますのは
人形の立ち回りや
登場、退出などの時に
本床での語りが止まり、
三味線だけで
演奏される曲の事。

同じ旋律が繰り返され、
人形の所作によって
何時でも終わる事が出来、
伸縮自在の為
「メリヤス」と呼ばれています。

ではメリヤスとは
何ぞや。
そもそもこれは・・・

え?長い、
みんな知ってる?
そうですか・・・

それでは御存じない
お若い方は
ご自分でググって(ヤフっても結構ですが)
戴くとして、
メリヤスの
主な所を幾つか
御紹介しますと、

「木のぼり」
太十の光秀、逆櫓の樋口
などが戦場の物見の為
高木に攀じ登る時に
使われます。

「迫上がり」
こちらは
「金閣寺」。
久吉が究竟頂まで
楼閣を登る場面で。

「櫓のぼり」
同じ登るメリヤスでも
どこか艶やかな調べに乗って
お馴染み八百屋お七が
櫓に上がります。

豊松清十郎

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[2013/06/29 11:05] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
「文楽デー」フォトレポート・2
そして嬉しかったのが
お子様連れのお客様が
随分多かった事。

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できた!

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お母様がパチリ!

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こちらはお母さまと

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お兄ちゃん頑張って!

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こちらは兄弟仲良く

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静御前にも挑戦

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人形の方が大きい!


ブログに写真を載せる事を
快くお許し下さった皆様、
ありがとうございました。

来年も座員一同
皆様の御来場を
お待ち申し上げます。

突撃レポーター
豊松清十郎

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[2013/06/28 16:00] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
「文楽デー」フォトレポート・1
何はともあれ
御来場のお客様は
皆さん笑顔。
心から楽しんで
お帰り戴けた様子。

それでは当日の
雰囲気を少しばかり
御覧いただきましょう。

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開演前に整理券をお取り戴きます

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ロビーに設えられた床の体験コーナー

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お着替え用の上敷きも敷かれて準備完了

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さあお客様のお出ましです

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着つけはお任せ下さい

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気分はすっかり切場語り?!

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こちらお二人で仲良く

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写真撮影もお任せ下さい

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こちらは三味線コーナー

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手取り足(?)取り

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ご指導します

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御質問もご自由に

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人形コーナーは舞台の上で

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長蛇の列が出来ました

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皆さん大きな人形にも

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果敢にチャレンジ

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あちこちで笑顔の輪が

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勘介大丈夫かぁ

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簑之分かってんのかぁ

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こちらロビーも大忙し


突撃レポーター
豊松清十郎

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[2013/06/27 20:15] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
「文楽デー」御来場、有難うございました!
先日、
このブログでも
お知らせしました
大阪市主催の
「文楽デー」公演が
16日の日曜日
開催されました。

当日は
午前、午後の部とも
終演後に
三業体験コーナーが
設けられ、
御来場の皆さんに
お楽しみ戴きました。

しかしながら客席には
午前の部で500人、
午後の部は400人足らず、
同じ日曜日の9日は
午前、午後とも
ほぼ満席だった事を考えると、
少々物足りない数字。

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熱心に御覧戴きましたが

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こちら午後の部
折角の企画がちょっと勿体ない


文楽デーの存在を
知って戴く為の
我々の努力が
まだまだ足りない
という事を痛感いたしました。

以前は行われていた
バックステージツアー、
「今年はやらないんですか?」
というお声もありました。
ガイドする人員の確保
という様な問題もありますが、
好評だった企画を
無くしてしまうのは
勿体ない。

皆様のご要望に
出来るだけ沿って
実現していきたいと
思っておりますので、
「こんなこと出来ませんか」
「あんなんが見てみたい」
というような
皆様からの声を
ドシドシお届け下さい。

大阪市にも
準備に時間が掛けられる様、
この公演の開催を
もっと早い段階で
決定して戴く様に
是非お願いしたい
と思います。

突撃レポーター
豊松清十郎

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[2013/06/26 20:58] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
振り落としの陰にこの人たちあり・4「触るなキケン!!」
また浅黄幕など
舞台の前面(お客様に近い側)で
振り落とす時は、
道具さんが
上に上がって
直接自分の手で
振り竹を回します。

場所は下手側
お囃子さんの入る
御簾の上。
命綱などなく
結構怖そうです。

たまには幕と共々に
道具さんも
降って来たり。
まあそんな事は
ありませんが。

という訳で
御来場のお客様、
もし何かのご縁で
舞台見学にいらしても
「触るなキケン!!」
のこの紐だけは
ゆめゆめけして金輪際
お手をお触れに
なりませぬ様に。

もし万が一
幕が落ちますと
その後の仕込みは、
たとえ何時まで
掛かろうとも
お客さまお一人に
お願いする、
という事になるやも
しれませんぞ。

この記事が
出る頃には
きっと若手会も
無事に終了
している筈。

私はこの後
三原文楽。
そして
夏休み公演の
準備に掛かります。

7月12日(金)には
今や恒例の
公演前イベントが
クリスタ長堀で
開かれる予定で、
只今準備を
進めております。

詳しい事は
また改めて。
カラカラ天気が
続いた今月も
ようやく本格的に
梅雨の気配。
皆様どうぞお元気で。

豊松清十郎

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[2013/06/25 13:41] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
振り落としの陰にこの人たちあり・3「拷問道具の様な」
さてそれでは続いて
この振り落とし
一体どうやって
落ちるのか、
その仕組みについて
お話し致しましょう。
(今、ものすごぉーく
時間がありますので
なかなか先へ進みません)

通常
黒幕、背景幕などの
幕物は
バトンと呼ばれる
金属パイプに
紐で結んで
固定されます。

しかし振り落としに限り
普通のパイプでなく
「振り竹」という
バトンを使うのです。
ふり竹という位ですから
昔は竹で出来ていた
のでしょう。

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これがその振り竹クンだ!

一見何かの
拷問道具の様な
たくさんの突起。

ここの所へ
幕の上部に
付けられた紐を
前後ろ、前後ろと
交互に掛けていきます。

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もちろん手作業です

プロがやれば
あっという間に
作業終了、
振り竹を吊り上げて
準備は完了です。

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美女と野獣?(花ちゃんゴメン)

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終了ぉー

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丁寧にゴミも払って吊り上げます


そしていよいよ
黒ヒモの出番。
一丁柝のきっかけや
舞台監督の出す
キューに合わせ
紐を引くと、
振り竹クンは
半回転、
掛かった紐が外れて
首尾よく振り落としが
大成功という次第。

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今回担当は堀内君です

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こちらが

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こちらに

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こちらも

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こちらに 大成功!

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裏から見るとこんな風


豊松清十郎

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[2013/06/24 16:10] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
振り落としの陰にこの人たちあり・2「ビックリなさいません様に」
「教室公演見てないよ!」
とおっしゃる方、また
「折角行ったのに
気にしてなかった!」
とお悔やみのお客様、
御安心下さい。
次回、夏休み公演にも
しっかりと二回
振り落としが御座います。

一つは三部「夏祭」の
クライマックス
「長町裏の段」。

舅義平次を追い詰め
片肌脱いだ団七が
舞台下手で
大きく見得を切ると
お囃子さんのけだるい
「よぉぉい」の掛け声で
黒幕が落ちます。

そこは高津神社の
夜祭りの風景。
夜から夜への
振り落としは
おそらくこれだけでは。

もう一つは第二部の
「道行恋苧環」。
こちらは大定番の
浅黄落とし。
幕が落ちると
そこにいきなり
私がおりますので
どうぞビックリ
なさいません様に。

豊松清十郎

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[2013/06/23 11:10] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
振り落としの陰にこの人たちあり・1「チョンパーと言います」
さてさて精魂傾け
舞台に挑む
出演者をよそに、
無職(しつこい!)の私は
お気楽気楽。

さんざ写真を撮りまくり
ネタはないかと
ホケホケうろつく
私の目に
飛び込んできたのは
なんだか気になる
一本の黒ヒモ。

近付いてみると
「触るなキケン!!」
じぇじぇ!
なんじゃこりゃ!?
紐先を見ると
「ふり竹」
の文字。
あ、なーるほど。
これは黒幕を
振り落とす為の
大切なヒモでした。

場面の景色を
一瞬にして
変化させる
この「振り落とし」、
今月のお芝居には
どちらにも用いられて
おりました。

「日高川」では
対岸に泳ぎ着いた
清姫が、
柳の細枝を掴み
決まった所で
太夫さんが
「あぁやしぃ」。
一丁柝がチョーン
となるのを合図に
舞台がパッと明るくなり
(これをチョンパー
と言います)
黒幕を振り落とすと、
そこは桜満開の
日高の川岸。

また「太功記」では
物見の松に
攀じ登った光秀が
大木の枝に足を掛け
人形遣いの
「ハーッ」という
気迫のこもった
掛け声一閃
幕が切り落とされます。

今回は両方とも
夜から明け方の
お芝居という事で
黒幕の振り落とし
でしたが、
この他にも
時代物の道行
でお馴染みの
「浅黄幕」や「紅白幕」、
また時には
一瞬の場面転換の為
絵の描かれた
「背景幕」を
振り落とす事も
御座います。

豊松清十郎

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[2013/06/22 21:05] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
引き道具の陰にこの人たちあり・2「右と左にサヨウナラ」
もう一つお馴染みの
お芝居では
「曽根崎心中」の道行。

お初徳兵衛が
死に場所を求め
曽根崎の森を
さまよう場面では
二人が動かず
背景が下手から上手へ。
このように一概に
引き道具といっても
様々種類が御座います。

この引き道具
滑らかに動かす為に
欠かせないのが
このキャスター。
この上に道具を載せれば
指一本でも軽やかに
動いてくれるスグレもの。

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こちらキャスター

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こんな風に載せています


こんな便利な
装具の無い遥か昔は
大道具さん
さぞかし苦労
した事でしょう。

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屋台に取り付き(たかる、と言います)

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きっかけと共に上手に移動

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照明さんもケーブルを捌きます

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光秀が決まり

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團七走りが始まりました

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屋台の移動と共に竹藪は下手にはけ

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松の古木が重々しく舞台上に

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引き道具完了!


この引き道具に
きっかけ、
始まりの
合図を知らせるのが
一丁柝。
口上、ツケ打ちを勤める
人形遣いの役目です。

この一丁柝には
苦い思い出が。
幕柝の様に
何回も打つ物は
特別どうとも
思わないのに、
この一丁に限っては
舞台監督から大道具、
メリヤスの三味線さんから
勿論人形遣いまで、
舞台上の全ての
人たちの耳が
この柝の音を
待っている、
と思うとド緊張。

この目で確かめて
打っている幕柝が
全く触れあう事もなく
右と左に
サヨウナラ。
「きっかけ待ってんのに
道具引かれへんやないかぁ!」
と大道具さんに
何べんどやされた事か。

朝日座の頃の
道具さんは
みんな貫録十分。
顔は笑ってても
もの凄ーくコワい
人ばっかりやったからなぁ。
今は昔の思い出です。

豊松清十郎

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[2013/06/22 14:22] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
引き道具の陰にこの人たちあり・1「芝居心は必須です」
続いては
「絵本太功記」
尼ヶ崎の場から。

光秀を取り巻く
人々の嘆きが頂点に達した
圧巻の「大落とし」
が終わると、
辺りに鳴り響く
陣鐘の音、法螺の音
(まあ戦場も近いので
この芝居は全編
鳴り響いておりますが)。

急を察した光秀は
ダイナミックな「木登り」
のメリヤスに乗って、
躍動感溢れる
「團七走り」で
物見の松に
駆け上がります。

この人形ならではの
豪快な所作を
更に際立たせる為に
用いる演出が
「引き道具」。

一丁柝のキッカケで
尼ヶ崎の屋台が
下手から上手に移動すると、
見上げるばかりに
隆々とした
松の大木が
姿を表わします。

この演出、他には例えば
皆様良く御存じの
「新口村」で。

梅川忠兵衛を密かに落とし、
悲しみに沈む
孫右衛門が
家の外に出ると、
降りしきる雪の中
よろめく様に歩む
老父の覚束ない
足取りに合わせ
屋台は静かに動き
哀愁に満ちた
せつない幕切れに
しみじみとした
余韻を残してくれます。
同じ引き道具でも
引き方は対照的。
道具さんにも
芝居心は必須です。

また「野崎村」の段切れ、
久作親子が
お染久松を
見送る場面では
屋台が手前から奥に、
そして忠臣蔵の
「二つ玉」から「身売り」への
「道具返し」では
(幕を閉めない舞台転換)
それとは逆に舞台奥から
客席側に屋台が移動。
こちらも引き道具と
申します。

豊松清十郎

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[2013/06/21 21:10] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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