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「錦秋公演」ありがとうございました。(其の二)
さて今回のお役は、
皆鶴姫。
九月に続いてのお姫様。
総称して、赤姫と呼ばれてもいます。
かしらも鬘も振袖も一緒。
ただ一カ所違う所が。
そう、帯の色が違いました。
「紅葉狩」の更科姫は、
白地の織物でしたが、
皆鶴は
黒繻子に刺繍。
それに合わせて、しごきの色も、
白から黄色に変っています。

こちらが皆鶴姫
こちらが皆鶴姫

こちらは錦秋公演の更科姫
こちらは錦秋公演の更科姫

何人か目ざといお客様から、
「帯の違いに意味はありますか?」
と聞かれましたので、お答えを。

これはお姫様の、格の違いと聞いています。
白よりも黒の方が、家柄が低いと。
「合邦」の浅香姫、
「本蔵下屋敷」の三千歳姫などは、
黒の帯を締めています。

皆鶴姫は黒の帯に黄色のしごき
皆鶴姫は黒の帯に黄色のしごき

更科姫はやはり白ですね
更科姫はやはり白ですね

赤姫の代表、「三姫」でも、
上杉謙信の娘「八重垣姫」と、
北条時政の娘「時姫」は白帯ですが、
絵師雪舟の孫「雪姫」は黒の帯ですので、
役の重さによって、決まる訳ではありません。

もっとも、歌舞伎の舞台を見ると、
雪姫が白い帯の時もある様なので、
また解釈が違うのかも知れませんね。

それと、もう一つ。
こういう振袖姿のお姫様を、
「赤姫」と呼んでいますが、
必ずしも振袖は赤に限りません。
朱鷺色(ピンクですね)の振袖でも、
やっぱり赤姫。
「とき姫」とは言わない様です。

本公演で、赤姫続いて出る時など、
重なるのを嫌って、
浅香姫や雪姫が、
朱鷺色に変わった事もありました。
ちょっと豆知識でした。

いつまでも暖かだと思っていたら、
この所の急な冷え込み。
秋を通り越して、
一気に冬がやってきそうです。
皆様どうぞお大事に。

豊松清十郎

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[2011/11/28 09:54] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
「錦秋公演」ありがとうございました。(其の一)
すっかり
御無沙汰をしてしまいました。
気が付けば、前回の更新から早ふた月!
こんな気儘なブログでも、
見捨てずのぞいて下さる皆様、
本当にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。

ほけほけしております間に、
秋の巡業は、東日本のあちこちを。
心配しておりました、仙台、盛岡も、
例年以上のお客さま。
街の様子にも、道行く人々にも、
以前と変わらぬ活気があり、
嬉しく、頼もしく感じました。

引き続いての大阪錦秋公演。
10、11と月をまたいでの舞台も、
お陰さまで千秋楽となりました。

今回の公演、全体を通して、
お客様の入りが少し寂しく、
入れ替えを過ぎても、
いつもの様には盛り返せず、
残念な思いを致しました。

ただ、お越し頂いたお客様は、
皆さん常にも増して温かく、
数は少なくとも、
熱気十分に、
舞台を盛り上げて下さいました。
私も兵法の段の時、
皆鶴姫の立ち合いで、
思わぬ拍手をいただき、
励みになりました。

その意味ではこの錦秋公演、
客席と舞台の一体感が、
いつも以上に強く感じられた事、
嬉しく思いました。
皆様、ありがとうございました。

この後は、
東京で曽根崎のお初、
年末は博多座で、
堀川猿回しのおしゅん、
そして新春公演は、
千本桜の静御前と、
大きな役に挑みます。

お客様の温かな目に、
助けて戴くばかりでは・・・
自分自身の芸の力で、
皆様の目を惹き付けて、
劇場にお越し戴く。
そんな本物の芸を目指して、
精進致します。
また暫く、更新が滞りそうな・・・
御寛容の程を。

豊松清十郎

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[2011/11/22 08:20] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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