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やはり何よりも、一番は師匠のお陰。(九月東京公演御礼・その二)
さて、今月勤めました更科姫は、
僅か三十分程の出番ですが、
とにかく目立つ役。
派手な裃に、三人が出遣い。
二枚扇を投げて取る、
離れ業もありますし、
お客様の目が、
全て自分の人形に、
集まります。

本公演は二度目、と言いながら、
初日を迎えて、
随分と緊張致しました。
しかしその緊張に、
打ち勝つ為には、
逃げていてはいけません。
緊張の中に飛び込んで、
一つにならないと。
変にリラックスしようと、
深呼吸しても無駄な事。
舞台に出れば、固まります。

その為に今回は、
先代清十郎師匠の裃を
使わせて戴きましたし、
ブログで御紹介もする事で、
逃げない自分を、意識しました。
その為か、中日を迎える頃には、
出を待つまでの緊張が、
舞台に出ると、ふっと軽くなり、
舞の所もしっかり集中して、
のびのびと遣えたように、
感じました。

扇を投げる所も、
今回取り損なったのは、
一度だけ。
首尾良くいった時に、
温かな拍手を下さった皆さま、
有難うございました。
楽しく後味良く、
御覧戴けましたでしょうか。
プレッシャーに対しては、
逃げずにしっかり向き合って、
と言う事を、少しばかり、
実践出来たかな、
と思います。

しかし、
やはり何よりも、
一番は師匠のお陰。
師匠の肩衣をつけると、
ぐっと気が引き締まり、
力が湧いてきます。
師匠の有り難さが、
更に身に沁みた、
紅葉狩の舞台でした。

この後は、引き続いて秋の巡業。
25日の河内長野を皮切りに、
10月17日の静岡まで、
東日本を中心に、
全国を回ります。

被災地となった、
盛岡、仙台での公演も、
予定しております。

震災からまだ半年、
様々なご苦労のある、
東北の皆様に、
文楽の舞台を、少しでも楽しんで戴けたら、
という思いを胸に、勤めます。

また今回は、名古屋周辺の公演が、
数多く組まれております。
東海地方の皆様、
一度と言わず、二度、三度と、
御覧戴きます様に。

秋とは思えぬ暑い日が、
今暫くは続きそうですが、
皆さまどうぞお元気で。

豊松清十郎

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[2011/09/20 18:00] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
半年ぶりの、大入り袋。(九月東京公演御礼・その一)
台風の中で始まった九月公演、
本日無事に千秋楽を、
迎える事が出来ました。

初日のご挨拶にも書きましたが、
今月の昼の部は、公演前から
ほぼ売り切れ。
しかし夜の部は、土日にも残席が多く、
いささか心配を致して居りました。

それが、公演が始まり、
日が重なるにつれて、
どんどんと盛り上がり、
夜の部も、連日ほぼ満席。
そして、千秋楽を迎えた本日、
半年ぶりの、
大入り袋。

半年ぶりの大入り袋

五月公演の残念な思いを、
晴らす事が叶いました。
震災以来、どのお芝居でも、
夜の部は苦戦している、
と聞いております。
その中でのこの大入り。
殊更に嬉しく、有り難く感じます。
これも偏に、御来場戴いた
皆様のお陰、
心からお礼申し上げます。
有難うございました。

豊松清十郎

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[2011/09/19 18:05] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
師匠の更科姫に、少しでも近付きたい。(その二)
さて今月、初日を迎え、
出番前のごあいさつに回ると、
私の裃姿を見て
「おーっ、すごいですね」
「いやぁー、華やか、華やか」
「清十郎さん、作ったんですか」
と、次々に声が。
着ている肩衣、袴が、
楽屋の面々には、
ずいぶんと派手に映った様子。
五年前、初役で遣った時にも、
初日から暫くは、この裃を
使っていたのですが。

やっぱり派手1

やっぱり派手2

やっぱり派手3

やっぱり派手4

やっぱり派手5
やっぱり派手ですかねぇ

実は今回使っている裃は、
先代清十郎師匠が、
更科姫で使われた物。

私にとっては、師匠が好んで、
何回も着ておられた衣裳ですし、
違和感は全く無かったのですが、
舞台衣装はグッとシックに、
地味目が好まれる昨今では、
皆に驚かれたのも、
無理からぬ事。

鬼女の雲の衣裳
鬼女の雲の衣裳は劇場からお借りしています

鬼女です
鬼女です

青のきおい
鬼手には鬼のしるし「青のきおい」が

入門したその瞬間から、
時が止まってしまう様な、
文楽の世界の中で、
気が付きませんでしたが
考えてみれば、
師匠が更科姫を遣われたのは、
三十年も昔の事。

世の中の流れ、風潮と共に、
様々な事が、移り変わって行くのは、
当然の事でしょう。

今回、再び勤めるに当たり、
自前のもう少し落ち着いた衣裳に、
とも思ったのですが、
やはりこちらを選びました。
華やかな舞台衣装に、
見合うだけの遣いを。
美しく華麗だった、
師匠の更科姫に、
少しでも近付きたい。

目立っているのは
裃ばかり、
という事の無い様に、
見終わったお客様が、
理屈抜きに楽しんで、
スッキリとお帰り戴けるように、
千秋楽まで励みます。

豊松清十郎

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[2011/09/14 11:05] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
師匠の更科姫に、少しでも近付きたい。(その一)
九月公演も、中盤に差し掛かり、
ようやく少し秋らしく、
夜風も涼しくなって参りました。

今月のお役は、更科姫。
前半、姫の所は、左も足も紋付き袴姿、
三人とも出遣いです。

更科姫です
更科姫です

アップでどうぞ
アップでどうぞ

勿論これは特別な事。
他のお芝居で考えてみても、
立役でしたら、勧進帳の弁慶、
小鍛冶の稲荷明神、
女形ですと、狐火の八重垣姫、
琴責めの阿古屋など、
数えるほどしかありません。

阿古屋には三曲の演奏、
弁慶なら延年の舞、
今回の更科姫ですと
二枚扇など、
それぞれの役々に、
左遣い、足遣いの見せ場がある為、
という理由と共に、
舞台をより一層華やかに、
という演出の面も大きいと思います。

二枚扇です
二枚扇です

こういう出遣いの手伝いには、
普段と違う気配りが、
必要になります。
たとえば左遣いでしたら、
差し金を持たない、自分の左手の位置。
中途半端な所に、ぶらぶらしていては、
お客様の目障りになります。
必要のない時は、袴の脇に、
ピシッと納まっていなくては。

足遣いは、腰を落として使う為、
袴の後ろを、思い切りたくしあげて、
舞台に出ます。

もし袴の裾を、踏もうものなら、
遣いながら、少しまた少しと、
袴がずり下がってきて、
遣いにくいは、格好悪いは、
あの辛さと言ったら、ありません。
私も経験があります。
気を付けてはいても、
遣いに熱中すると、
ついつい気を取られてしまって。
半分ずり落ちた、袴姿の恥ずかしさ。
今でも忘れません。

黒衣なら、自分の遣う格好など、
気にも留めない手伝いですが、
出遣い、しかも紅葉狩の様に、
平舞台での上演ですと、
三人の遣う姿も、重要な要素。
人形の遣いに加えて、
お客様の目障りにならない、
すっきりした身のこなしが、
要求されるのです。

舞台を華やかに、
と言えばもう一点、
紅葉狩では主遣いが、
肩衣をつけて、
人形を遣っています。

この人形遣いの裃姿、
現在は道行や、舞踊物などでしか
お目に掛かれませんが、
以前は普通のお芝居でも、
ごくごく普通に、行われていたそうです。
どのお芝居で、という事は、
厳密には、決まっていませんので、
その時々の、制作と師匠方の、
話し合いで決まって来ます。
私も襲名の時は、十種香の場面を、
裃姿にして戴きました。

豊松清十郎

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[2011/09/13 11:23] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
郡上大和フォトアルバム・その2

さあ、そろそろ猪肉が焼けてきました。

猪肉が焼けてきました

鮎もいい塩梅に焼けました。

鮎もいい塩梅に焼けました

早速アツアツにかぶりつきます。

早速アツアツにかぶりつきます

あちらでもこちらでも。

あちらでもこちらでも

おいしい物を食べると、
何故かついつい無口になります。

おいしい物を食べると無口になります

こちらでは、まだ流しうどんに未練が。

まだ流しうどんに未練が1

流しうどんに未練が2

ふー食べた食べた。ちょっと食休み。

ふー食べた食べた

かと思いきや、いつの間にやら、
崖下の沢へ。

いつの間にやら崖下の沢へ

真夏でも、身を切るような冷たさですが、
さすがに若さですねぇ。

さすがに若さですねぇ

玉彦、勘介、玉路のこの雄姿。

玉彦、勘介、玉路のこの雄姿

老いも(?)若きも、山里の夏を、
思い切り堪能しました。

山里の夏を思い切り堪能しました

束の間ですが、都会を離れ、
山の味覚、風景に癒されて、
充電完了。

九月公演に励みます。

豊松清十郎

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[2011/09/07 17:19] | あせらず清十郎 | トラックバック(0) | page top
郡上大和フォトアルバム・その1
今年も郡上大和に行って参りました。
東京公演も始まりましたので、
ゆっくりご紹介も出来ませんが、
夏の思い出、写真と共に、
ちょっと振り返ってみました。

昨年の雨模様と打って変わり、
今年は夏らしい青空が、
一行を迎えてくれました。

今年は夏らしい青空

二つ玉の稽古中。
それぞれ真剣です。

二つ玉の稽古中

こじんまりとした、この会場。
客席と舞台との一体感があって、
文楽劇場とは一味違う雰囲気を、
お楽しみ戴けます。

客席と舞台との一体感があります

本公演では、まだ遣う事のない役に挑み、
精一杯力を出し切った舞台を終えると、
今年はその後、郡上踊りに参加。
夜の更けるまで踊り明かしました。
写真が上手く撮れず、
御紹介できないのが残念!

さて一夜明けると、

今年の泊まりはログハウス

翌日も上天気。
今年の泊まりはログハウス。
交流会の始まりです。

こちらは冷凍しておいた、去年の落ち鮎。
子持ちで、びっくりする様なサイズです。

冷凍しておいた去年の落ち鮎

炭をおこして

炭をおこして

竹串に刺し、こんな風に焼きます。

こんな風に焼きます

こちらは鉄板焼きの準備

こちらは鉄板焼きの準備

焼きあがるまで、沢の水を引いて、
流しそうめんならぬ、流しうどんを。

流しそうめんならぬ流しうどん

水は良し、空気は良し。
二日酔い気味の体には、
格別の味わいです。

格別の味わいです

豊松清十郎

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[2011/09/06 14:00] | あせらず清十郎 | トラックバック(0) | page top
東京公演始まりました。
すっかり御無沙汰してしまいました。
長い夏休みを戴いている内に、もう九月。
郡上大和の公演で、去りゆく夏を満喫して、
日を置かずに東京へ。
秋らしく〈?)大型の台風襲来の中、
東京公演、
初日を迎えさせて戴きました。

今月は電力消費を考慮して、
昼の部の開演は
十時半から。

今年国立劇場は、開場から45年。
その節目を祝って、
まずは「寿式三番叟」を。
御祝儀に相応しく、
翁を、住大夫師匠の語りで、
簑助師匠が遣われるのが、
話題です。

続いて「伽羅先代萩」御殿の段。
女形の最高峰、政岡には紋壽兄さん。
それに敵対する、八汐に簑助、
栄御前に文雀の両師匠と、
こちらも豪華な顔ぶれです。

もう一本は「近頃河原の達引」。
長患いの母を思い、
叶わぬ恋に身を焦がす、
妹おしゅんを気遣う、
純朴な兄与次郎の姿。
笑いの中に、
涙がにじむ名作です。
因みに、皆様気になるお猿さん。
今回は、簑紫郎君が挑みます。

電力消費のピークを避ける為、
昼夜の入れ替えは、
約二時間。
通して御覧頂くお客様には、
御不便をお掛けいたします。

夜の部の開演は、
四時半。
こちらは30分遅くなります。
お馴染の「ひらかな盛衰記」ですが、
大津宿屋、笹引きからの上演は、
久し振り。
ここから御覧頂く事で、
松衛門内での、
お筆の辛さ、
権四郎、およし親子の悲しみが、
より胸に迫って来ます。

時代物をじっくり堪能して戴き、
追い出しの一本が
「紅葉狩」。
私は更科姫を勤めます。
左遣いと息を合わせての、
二枚扇では離れ業も。
首尾良く参りましたら、
御喝采の程を。
理屈抜きに楽しんで、
すっきりお帰り戴けるように、
精一杯励みます。

お陰様で、
昼の部は大盛況。
連日ほぼ売り切れの様ですが、
夜の部はまだ、日によって
余裕が御座います。

大震災から半年近く。
「それでもまだまだ、
夜は出にくくて」という方も、
多い事かと存じますが、
夜の部の終演は、
八時半。
お帰りが遅くなり過ぎぬよう、
配慮致しております。
是非夜の部も、御覧戴きますよう、
皆様のお越しを、
お待ち申し上げます。

豊松清十郎

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[2011/09/03 15:09] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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