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文楽を支える太い柱の一本になれ
花開いたのが早かった故に
人気だけが先行して、
残念ながら
実力が伴わないで
行き詰まってしまったなら、
此の子は潰れてしまうであろうと
心配した時期が昔ありました。

清十郎襲名は
周囲の皆様の支援や
協力もさることながら、
本人の重責は、いかばかりかと、
喜びと不安の入り交じった目で
舞台を見つめましたのが、
今では嘘みたいです。

一年間の
襲名披露公演を無事終えると、
次々と従来以上の
大きな役に
果敢に挑む姿を見てきました。

本人は謙虚ではあるけれど
静かな闘志を埋み火のように
常に燃やし続けています。
清十郎本人は
それに気付いてないかも知れません。

しかし、日々の
研究心と向上心そのものが
舞台の上でチロチロと
光を放つ日がありました。
それに遭遇したなら
本当に儲けものです。
博多座で確認しました。

初春公演のお染
↑「清十郎さんが遣うから、尚、いいのやわ」とロビーでの噂話。(写真はお染)

そして今月の
「小鍛冶」でも気付きました。
「あぁ、此の子は
こういうふうに大きくなっていくのだな」
と。
着実に成長しています。
性根の据わった子です。

「はい。毎日工夫して替えています」
と二十数年前に
私の質問に言下に答えました。
いい度胸をしています。
それ以来、目を離さないできました。
どうやら子供が育つのを見守る心境に思えます。
文楽を支える太い柱の一本になれ!

子龍

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[2011/01/21 15:43] | 子龍がゆく | トラックバック(0) | page top
博多座文楽公演「ひらかな盛衰記」神崎揚屋の段
今年の夏に
「松右衛門内の段」で
清十郎のお筆を見ています。

この場のお筆は
難しい役柄でした。
私にはお筆の胸の奥が覗けそうで覗けず、
二度見直しても
モヤモヤした澱のようなものが残りました。

筋書きを読んだり
解説を参考にしたら
手っ取り早いのでしょうが、
好みません。
己の感性にのみ頼ります。

馬齢を重ねて
尚更鈍るようになりましたが、
せめて芝居の世界でならば
勝手気ままに
五感をも駆使してみたいと思うのです。

最近の
清十郎が遣う役は
難易度が高くなりました。
芸や型の踏襲だけで納めずに、
彼が解釈に解釈を重ねて試みている姿が
良い意味で見え隠れします。
毎日所作が変化していって構わないのです。
これでベストだなんて思ったなら
行き止まりです。

11月の糸滝もさんざん迷ったようでした。
見守るしかありませんね、
客の立場では。

さて、博多座でのお筆。
揚屋でお筆が妹の梅ケ枝と対面する前後が
ドラマチックでもないのに
何故か趣があり、
良い雰囲気でした。

勘十郎が上手く受けたのも
一因でしょうし、
清十郎が邪魔にならずに
しかも存在感を示す力が備わったのも
効果を表しました。

しっくりいきました。
こんな感じは最近とんと味わってなかったから
心地よく見終えました。
どういう事なのでしょうか。
ちょっと不思議です。

子龍

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[2010/12/29 22:30] | 子龍がゆく | トラックバック(0) | page top
古典芸能文楽は巨大な網と知るべし
やっぱり中日も覗くべきでした。
芝六を千秋楽に見た時点では、もはや六日の菖蒲、十日の菊。
この瞬間に消えつつある舞台を引き戻して、
今更、
吟味や感想を述べたところで何の意味も無いのです。
どんな名人上手にも
芸に完成、終着点がないからこそ、
若い技芸員の成長の過程を見守り、励まし、
まっすぐに伸ばしてやるのが
客側の一つの使命です。
公演中に何度か幕見ででも確認すべきでした。
前回よりも改良されたか、
今日はここで工夫をしたのか、
と。
一回こっきりの観劇では
見ました、聞きました、
で終わりです。
一日、一日の変化の妙に気付いたなら、
私の事だから、きっと口に出します。
そうすれば翌日は更により良い舞台になりますでしょう。
過去にも実例がありました。
皆様も気付かれましょう。
舞台は舞台の上の人達だけが作っているのではないと。
客も参加しているのだと。
しかもそれは
生きている舞台の楽しさ、
面白さに魅了された証拠。
そうなれば古典芸能文楽という
巨大な網に絡めとられたと覚悟なさいまし。

子龍

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[2010/05/01 07:00] | 子龍がゆく | トラックバック(0) | page top
吉田玉英さんがお亡くなりになりました
「玉英さんがお亡くなりになりました。ただもう、残念です。」と、
悔しがる清十郎さんからの電話を今朝受けました。
寂しいことです。
玉男師匠の楽屋では鏡を挟んで壁際に座り、
いつも大人しく微笑んでおられ、
言葉少なにではありましたが、
優しく応対して戴きました。
上手いなあ、と感じたのは
「奥州安達原」の安倍貞任の娘を遣った時でした。
後日の新聞にも書いてありました。
最近は老女形を得意として品良く勤めておられました。
昨年末の東京公演では
「近江源氏先陣館」の篝火を遣われましたが、
身体は弱っておられ、より細くなって痛々しいほどでした。
まだまだ先のある人でしたから残念です。
御本人も道半ばで無念さは察するに余りあります。
「可哀相になあ」と皆さんがおっしゃるに違いない人柄でした。
きっと今は玉男師匠の傍で静かに控えていらっしゃる事でしょう。

合掌

子龍

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[2010/03/08 12:50] | 子龍がゆく | トラックバック(0) | page top
より多くの応援は皆様にお願いします。
「襲名が決まりました!」
と、階段を転ぶように降りてきた清之助に
「いやぁ、おめでとうございます」
と、応えたのは、平成19年11月の大阪日本橋の劇場の楽屋口の前でした。
そして一年後、国立文楽劇場の正面に
「豊松清十郎」
の幟が立ち並びました。
可愛いかった男の子が先代の名を継ぎました。
最近では希少な存在の、
清いという字が相応しい男性に成長しました。
より一層の精進は本人に、
より多くの応援は皆様にお願いします。

子龍

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[2010/02/16 09:32] | 子龍がゆく | トラックバック(0) | page top
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