12月東京公演開幕致しました!「熱の籠ったお芝居を」
まあ私が
入門した頃の国立劇場は
通しが中心。

後世に残す為と
復活した段も数多く、
忘れもしない昭和47年の
「菅原伝授」の通しなどは
幕が閉まれば10時過ぎ。

そんな公演が
日常茶飯、
当たり前の事でした。

こんな苦行(!?)の公演を
楽しく御覧戴く
その秘訣は、
「眠くなったら無理しない」
これに尽きます。

チケット発売開始日に
大変な御苦労を戴き
やっと手にした入場券。

何の眠っていらりょうか、
というお気持ちは
痛いほど分かりますが、
無理をすればするほど
肝心かなめクライマックス
大事な場面で
「あ、意識が・・・」。

フッと瞼に重さを感じた時
ちょっと目を閉じ
義太夫の
心地よさに身を委ねると
アーラ不思議。
ここぞ!という所で
自然とお目々がパッチリと。

お芝居は
山あり谷あり。
何ともうまく拵えてあります。

五段目
「山崎街道」もかの
仲蔵が出るまでは
「弁当場」と呼ばれて
いたのですから。

通しに限らず
上演時間の長い
文楽を楽しむ
極意は
まどろむ事にあり。

騙されたと思って
皆様一度お試しを。
あ、ただ
イビキだけは
どうぞご勘弁を。

御覧戴くお客様と
作り上げる我々の舞台。
熱の籠ったお芝居を
お楽しみ戴ける様
気を引き締めて
楽日まで
精一杯勤めます。

皆様どうぞお楽しみに。

豊松清十郎

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[2016/12/09 16:16] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
12月東京公演開幕致しました!「中には昼夜通して」
出演者一同
万全の体調で、
と言いたい所ですが
そこは生身の人間
無念ながら休演の
已む無きに至った者も
何名か。

人前ではにこやかに
振る舞ってはいるものの
実は痛む体に
鞭打って
というこんな者もおります。

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もうすっかり元気です。がんばります!

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でもホントはまだ胸がシクシク。

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イエーイ!
全開バリバリだぜ!

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でもホントはまだイタい(シクシク)

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痛ぁーい!!(やりすぎやろ!)


でも
舞台に出れば
少々の痛みなど
忘れてしまうから
不思議なモンです。

本格的な通し上演
と言う事で、
今月は
昼も夜も
長丁場。

昼が
5時間40分。
夜が
5時間10分。
たっぷり
たっぷり、
御覧戴きます。

中には昼夜通して、
という立派な挑戦者の
お客様もおられるようで。

豊松清十郎

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[2016/12/08 15:15] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
12月東京公演開幕致しました!「きらびやかな晴天の下」
国立劇場がここ
三宅坂に誕生してから
早や五十年。

1785-201601205.jpg

その目出度い年を寿ぐ
記念公演のその中で
満を持しての独参湯。

十段目もお目に掛ける
ほぼ完全な形での
通し上演は
この劇場開場以来
初めての事。

四十七士が吉良邸に
討ち入ったのは
元禄15年12月14日。

その討ち入り月の
忠臣蔵上演は
平成14年以来。

通しての上演となると
開場翌年の
昭和42年、
そして
昭和51年に続いて
これが僅かに
三回目。

我々演者の意気込みと
御覧戴くお客様の期待は
いやが上にも高まるばかり。

その想いに応えるかの如く、
きらびやかな晴天の下
東京公演開幕致しました!

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見事な青空

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気持ちも高まります

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おや?こんな季節にもまだ花が

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可憐な花です

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キシツツジと言うんだそうで


豊松清十郎

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[2016/12/07 10:39] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
大阪錦秋文楽公演御礼「総力戦に挑みます」
怪我といえば
勘介君
鈴ヶ森が終わった所で
大道具が足に乗っかって
「痛ーあ。めっちゃ痛いです」
と言っておりましたが、
病院で調べたら
見事に親指がポッキリ。
そりゃ痛い筈。

それでも
「休んだら?」
という我々の声をよそに
片足引きずりながらも
ひと公演勤め上げ、
後半は
勧進帳で
片岡八郎も
遣い切りました。

御覧戴いたお客様で
足の不調に
気付かれた方は
おそらく無かったのでは。
立派なプロ根性です。

そしてここにまた
もう一人の
犠牲者(?)が。

今回
義経の足を
遣ってくれた
簑之君は
マイコプラズマという
たちの悪い肺炎で
9月東京公演を
まるまる休演する
という事になりました。

そのあとしっかりと
養生の甲斐あって
めでたく
この公演で
復活を成し遂げた、

とここまでは
良かったのですが、
未だに空咳が止まず
病院に行った所
レントゲンを見た
お医者様がひと言。
「ああ、折れてますね」。

咳の強さに耐えかねて
こちらの方も
肋骨が一本、
それは見事に
折れていたとか。

そんな風でも
彼もまた
ひと公演を勤めると
翌日には地元
飯田で
お仕事とか。
若さ、でしょうかねぇ。

そんなこんなで
あちこちで
病人ケガ人の絶えない
公演とはなりましたが、
こうして無事(ではないか)
千秋楽を迎えさせて
戴きました。

そして向かうは
東京公演。
50周年記念の節目。
通し狂言「忠臣蔵」が
我々を待ちうけております。

各人各々精進潔斎、
しっかり体調整えて
総力戦に挑みます。
討ち入り月の忠臣蔵、
皆様どうぞお楽しみに。

豊松清十郎

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[2016/11/26 09:09] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
大阪錦秋文楽公演御礼「ウッ、こっ腰が」
弁慶も花道の無い
通常の舞台でやる時は
最高の見せ場六法を
その場で回って
行ったり来たり。

これではやっぱり
迫力不足。
お客様にも演者にも
物足りなさが残ります。

今回は花道が調えられて
気分もスッキリさわやかに
しめくくる事が出来ました。

この花道通常は
客席下の奈落に
収められております。

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こちらが舞台から鳥屋口へ続く道

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下から見るとこの様に


今回に限らず
歌舞伎公演、
舞踊会などの時は
その部分の座席を取り
サンダーバードよろしく
地下から油圧で
迫上がって参ります。

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取った座席の一部がこちら

私もまだ見た事は
ございませんが、
花道が
格納庫から
登場するその様子
一度この目で
拝んでみたい物で。

「花道の無い時・・・」の様子はこちらに
栄光のゴールを目指して(違うか!)「今日も間に合った」
栄光のゴールを目指して(違うか!)「顔には笑みが」

連日おおよそ
一時間近く
体を固めてじっと辛抱。

ストレッチもせず
そんな毎日を
続けていたある日、
何気なく
テーブルの
皿に手を伸ばすと
「ウッ、こっ腰が・・・!」。

いわゆるひとつの
ギックリ腰という奴で・・・
(まあ軽ーいんですけどね)
しばらくサポーターの
お世話になっておりました。

それでも舞台に立つと
何とも感じないのですから
面白い物です。

豊松清十郎

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[2016/11/25 11:11] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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